ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のPS VR向けFPS『ライアン・マークス リベンジミッション』。TGS 2018にて同作を試遊する機会を得ましたので、本記事ではそのプレイレポートをお届けします。
同作は、エリート特殊部隊隊員「ライアン・マークス」となって、犯罪組織に連れ去られた家族を助け出すVRFPS。今回の試遊では、PS Move2本を利用した座位で、日本語吹き替えの存在するデモ版をプレイしました。
■早速スタート!そのプレイ感は…?
早速ゲーム開始を開始すると、移動や銃の使い方などの簡単なチュートリアルのあと、犯罪組織に連れ去られた母親を助け出すシナリオがスタート。Moveボタンでポイント移動、○×ボタンで左右移動、トリガーで銃を発射、胸の前でトリガーでマガジンを取り出しリロード、ホルスター近くでのトリガーで銃の抜き差しなど、操作自体はノーマル。
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ただし、他のVRシューターと異なる特徴として、Moveボタンを同時押しすることで周囲の時間をスローにすることが可能。これにより、複数の敵を同時に倒したり、リロード後即連続射撃したりと、まさしく映画に出てくるエリートエージェントのようなアクションが実現できるようになっていました。加えて、銃は両手持ち、片手持ちを選べるほか、右手で持つか左手で持つかも選択できたため、遮蔽のない方向に持ち替えて射撃するなど臨機応変に使い分けることも可能。本当に映画やドラマの主役になったようなプレイ感を得ることが出来ました。
■シューティングだけじゃない!没入感を加速させる様々なアクション
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手錠をピッキングするなどのシーンもあった
また、ステージの要所要所では単なるシューティングアクション以外にもピッキングやクライミング、電子錠の解除などを求められる場面もあり、これらもプレイヤーが解決しなければなりません。中でも特にピッキングはかなりシビアな仕様になっており、右手の回転と左手の上下が上手くかみ合わないとなかなか扉を開けることが出来ないため、筆者は大いに苦戦…。とはいえ、これらのアクションはより「潜入している感」「目の前の困難を自力で解決している感」を演出しており、臨場感のあるサウンドも相まって、"ただシューティングで遊ぶ"以上の没入感を生み出していると感じました。
ちなみに、今回の試遊では拳銃、サプレッサー付拳銃、およびこの2つを利用した二丁拳銃のみ使用可能でしたが(チュートリアルではサブマシンガンも使えました)、現在開発しているバージョンではさらに多くの武器が使用出来るとのこと。さらに、今回のデモプレイではギャング風の敵が登場する荒れ果てた建物が舞台でしたが、こちらもより多くのシチュエーションで遊べる、と伝えられています。
そんな『ライアン・マークス リベンジミッション』ですが、PS4向けに現在開発中。発売日や価格はまだ明らかになっていないため、今後の続報には大きな期待がかかります。その他、同作に関する情報は公式サイト等からも確認可能です。