『ウィッチャー』原作者がCD Projekt REDに約1,600万ドルの追加ロイヤリティを要求 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

『ウィッチャー』原作者がCD Projekt REDに約1,600万ドルの追加ロイヤリティを要求

『The Witcher(ウィッチャー)』のデベロッパーCD Projekt REDは、同作の原作小説「Saga o wiedźminie(魔法剣士ゲラルト)」の作者であるAndrzej Sapkowski氏より約1,600万ドルの追加ロイヤリティ支払いの要求があったことを明らかにしました。

ニュース ゲーム業界
『ウィッチャー』原作者がCD Projekt REDに約1,600万ドルの追加ロイヤリティを要求
  • 『ウィッチャー』原作者がCD Projekt REDに約1,600万ドルの追加ロイヤリティを要求
RPGシリーズ『The Witcherウィッチャー)』のデベロッパーCD Projekt REDは、同作の原作小説「Saga o wiedźminie(魔法剣士ゲラルト)」の作者であるAndrzej Sapkowski氏より約1,600万ドルの追加ロイヤリティ支払いの要求があったことを明らかにしました

Andrzej Sapkowski氏の弁護士は、当事者間で行われたロイヤリティ契約はポーランドにおけるロイヤリティ支払いに関する特定の法律に反していると主張。CD Projekt REDが得た利益の少なくとも6%を報酬として支払うべきだと述べるとともに、契約の合意はシリーズの第一作目のみ関係したものであるとして、その他のシリーズ作品やアドオンなどは単純に違法であると指摘しています。

CD Projekt REDは今回の要求に対してAndrzej Sapkowski氏の主張には根拠が無いとの見解を示し、同社はAndrzej Sapkowski氏の著作権を合法的に取得しており必要な限り同社が開発したゲームで使用できると反論。支払うべきものに関しては適切に処理されていると主張しています。

Andrzej Sapkowski氏との良好な関係を維持して円満解決のために尽力すると述べているCD Projekt REDですが、果たしてどのような展開を迎えるのでしょうか。今後の動向に注目が集まります。ちなみにAndrzej Sapkowski氏は過去のインタビューにおいて、契約当時はゲームの成功を予測できず利益の分配を断り一括払いを選択してしまったと語っていました。
《RIKUSYO》

雑多人間 RIKUSYO

某洋ゲーショップの商品データ作るバイトしてたら、いつの間にか海外ゲーム紹介するようになってた。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ニュース アクセスランキング

  1. Xの不評“画像を勝手にAI編集”新機能で…『ヘブバン』イラストコンテストは「X以外の応募方法」も視野に

    Xの不評“画像を勝手にAI編集”新機能で…『ヘブバン』イラストコンテストは「X以外の応募方法」も視野に

  2. 「ゲーム史上最悪」と酷評…元『GTA』プロデューサーの新作『MindsEye』がMetacriticで2025年ワーストゲームに

    「ゲーム史上最悪」と酷評…元『GTA』プロデューサーの新作『MindsEye』がMetacriticで2025年ワーストゲームに

  3. エグすぎる『The Callisto Protocol』がEpic Gamesストア年末無料配布第8弾!も、日本は対象外…クリスマスにサンタが来なかった

    エグすぎる『The Callisto Protocol』がEpic Gamesストア年末無料配布第8弾!も、日本は対象外…クリスマスにサンタが来なかった

  4. 制作スタジオ倒産乗り越え…アニメ版『FF9』が2028年公開予定と海外報道。長らく続報なかったものの、ついに動きが

  5. 『Clair Obscur: Expedition 33』GOTY剥奪後、繰り上げ受賞の『Blue Prince』パブリッシャーが「AI不使用」を明言

  6. 『Fallout』Vault生活がリアリティショーに!?『Fallout Shelter』テーマの番組が製作中の噂

  7. 『Clair Obscur: Expedition 33』は「すべて人間が作った」。生成AI使用で「GOTY」剥奪に関し弁明

  8. 『Dead Island 2』同時接続人数が大幅増加。Steamウィンターセールで90%オフの588円

  9. まさかのクリスマスに…Steamで大規模な接続障害が発生―現在は復旧、Epicでも問題が

  10. ナツメアタリ、社名をWinning Entertainment Groupに変更へ。歴史ある名を一新、グローバルエンタメ企業として新たな一歩を踏み出す

アクセスランキングをもっと見る

page top