気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Catalope Games開発、PC/Mac/Linux向けに10月22日リリースされたダンスアクションアドベンチャー『Skeletal Dance Party』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、登場キャラクターが常時踊っていることが特徴のアクションアドベンチャー。プレイヤーはキツネ耳のネクロマンサーであるRevaとなり、仲間のスケルトンの為に最大のダンスパーティーを開催することを目指します。かわいい3Dブロックで構成される各キャラクターは物理ベースで動作。オブジェクトや人をテレキネシスで動かしパズルを解いたり、倒した敵を復活させ新たなスケルトンの仲間として迎え、クエストを達成し、正義の神殿の軍勢と戦います。記事執筆時点では日本語未対応。
『Skeletal Dance Party』は930円で配信中。
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――まずは自己紹介をお願いします。
Jesper Tingvall氏(以下Tingvall氏):スウェーデンの小さなスタジオCatalope GamesのJesper Tingvallです。私はこれまでにたくさんのゲームジャムに参加してきたのですが、より大きなタイトルを作りたいと思い、このスタジオを立ち上げました。本作は当スタジオの商業タイトルとして2作目となります。前作は宇宙船を作って戦うローカルマルチプレイヤーゲーム『Scrap Galaxy』でした。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょう?
Tingvall氏:本作は2015年、ボクセルグラフィックとラグドールの実験のためプロトタイプが作られました。これが話題になり、有名なYouTuberの方達にも遊んでいただけました。しかし当時は勉強と『Scrap Galaxy』の開発に忙しく、一旦開発は保留したのです。昨冬、本作の開発を再開することとし、プロトタイプから良い部分を流用しつつ、新しいゲームプレイを多く追加しました。開発には多くの人が参加し、Reece Bridgerは声とストーリー、Mikuは可愛らしいキャラクターアート、Connor O.R.T. Linningはサウンドトラック、その他にも数人が本作の開発を手伝ってくれました。
――本作の特徴を教えてください。
Tingvall氏:Catalope Gamesのゲームデザイン哲学は、システム面で常に何か新しいことを実現するゲームを作ることです。本作を言い表すと、『ピクミン』にインスパイアされた物理ベースのダンジョンクロウラーです。物理ベースというのは、本作のすべてのアニメーションに物理演算が使用されているからです。これによりバカっぽい動きが生まれます。テレキネシスも使えますので、テーブルをひっくり返すのも有効な戦略の一つです。プレイヤーはネクロマンサーなので、メインの道具はガイコツのミニオンたちで、彼らはダンジョンで魔術書、トランペット、サングラスなど、見つけたアイテムならどんなものでも喜んで使います。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Tingvall氏:ゲームプレイ面では、『Diablo 2』のステージ、ミニオンがメインとなる点は『Overlord』と『ピクミン』を参考にしています。物理演算のアニメーションは『Totally Accurate Battle Simulator』から影響を受けています。
ストーリー面では、ティム・バートン監督作品、「インベーダー・ジム」、あとは少しだけエドガー・アラン・ポー作品からも影響を受けています。本作のアイデアは、悪のネクロマンサーの可愛らしい面にスポットライトを当てることです。
――本作の日本語対応予定はありますか?
Tingvall氏:本作は現在英語にのみ対応しています。ご要望に応じて、多言語にも対応させたいと思っていますので、もし日本語対応への希望がありましたら、ぜひお知らせください!
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Tingvall氏:日本の方たちからたくさんの好意的な反応を受け取っており、とても嬉しいです!皆さんが良い秋と冬を迎えられるよう、お祈りしております。あったかくして、大切な人といろんなゲームを楽しんでくださいね!
――ありがとうございました。
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