今回プレイするのはインティ・クリエイツが贈るニンテンドースイッチ向けソフト『Dragon Marked For Death』。本作は、ハック&スラッシュ要素が搭載されている横スクロールアクションRPGです。ローカル・オンライン協力プレイに対応しており、戦略的なパーティバトルが楽しめます。
インティ・クリエイツといえば、『ロックマンゼロ』などの2Dアクションを多く手がけているイメージがあり、本作もどことなく『ロックマンゼロ』のような面影があります。
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発売前からワクワクし過ぎて『ロックマンゼロ』で本作の予習をしていました。勉強の予習はした事がないのに……。
4人の主人公から選ぼう!
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龍血の一族である主人公は、故郷を滅ぼした中央国家メディウスに復讐を果たす為、また拐われたアミカを助け出す為、古龍アトゥラムと契約して龍の力を手に入れるのだった……。
まず操作キャラを以下の4人から選ぶ。バランスの取れた剣士タイプの皇女、バリアなど防御に特化した戦士、2段ジャンプなどの移動に優れた忍び、コマンド入力で様々な魔法を繰り出す魔女。どれにしようかなあ……。
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実は去年のTGSで本作を試遊した事があるのだが、ゲーム下手な癖に上級者向けの魔女を使ってボコボコにされた悲しい思い出がある。
攻撃魔法や回復魔法が使える便利キャラなのだが、魔法の発動には「YBXBAB」などのコマンド入力が必要で、全てのコマンドを覚えるのはなかなか難しい。
確かに操作は難しいが、使いこなす事ができれば一番面白そうなキャラだ。よし、やっぱりプレイキャラは魔女に決めた!
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簡単な魔法はYYYYやAAAAの入力で発動出来る。
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さらにホーミングやパワーアップ魔法のコマンドを追加入力すると、強力な魔法を放てる。組み合わせ次第で魔法が変化していくのだ。これは面白いキャラじゃないか!
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だが、雑魚敵がワラワラ出てくると途端にパニくり、コマンド入力ミスを連発してしまう。
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ボコボコにされながら、なんかよくわからなくなる。
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うむ、他のキャラも色々試してみないとね!という言い訳をしながら、初心者向けであろうバランスタイプの皇女を選択。こちらは剣による攻撃と炎の球の遠距離攻撃というシンプル操作。初心者におすすめだ!(実体験に基づいた感想)
クエストの種類は様々!探索でお宝ゲット!
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ゲームを少し進めると街に到着する。街ではアイテムの購入やクエストが受注出来る。
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クエストは、ステージ最奥にいるボスを倒すものだけではなく、押し寄せる多数の敵を全滅させたり、NPCを目的地に誘導したりと、様々なシチュエーションが用意されている。
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誘導クエストでは、NPCが敵に倒されないように見張っていなければならない。
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ステージもクエストごとに違い、雪国、森、日本の城など様々だ。
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ステージ中には仕掛けや、隠し通路、通常のジャンプでは届かない場所が沢山ある。そういう場所には大抵宝箱が用意されているので、皇女のぶら下がりによるスイングジャンプや忍びの2段ジャンプなどを使って探索していこう。
宝箱はクエストを新たに始めると復活するので、武器・アクセ・アイテムを充実させるためにクエストを周回するのもいいだろう。僕が好きなハクスラ要素だ!
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数多のゲームでぶら下がってきたおじさんに任せとけ!
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ボスは攻撃パターンが決まっており、行動を見極めれば攻略は容易いのだが……なんだか妙に硬い。ダメージが通りにくいのかHPが多いのか、序盤のボスなのになかなか倒せない。
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そしてクエストが終了すると、入手したアイテムの鑑定と、レベルアップ時にはステータスポイントの振り分けが行われる。
僕のようなゲームヘタクソプレイヤーにとって、レベル制なのは非常にありがたい!
協力プレイでボスを蹂躙せよ!
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本作は最大4人までのローカル・オンラインマルチプレイに対応している。見知らぬ誰かと一緒にクエストに挑戦できるし、フレンドだけで挑戦も可能だ。
前述の通り、そのキャラでしか通れない場所があるので、色んなキャラがいれば、ステージ中の宝箱をコンプリート出来る!……と思ったのだが、僕が出会った仲間達は道中の宝箱や雑魚敵には目もくれず、ボスに一直線に向かっている。
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後々わかったのだが、雑魚敵から得られる経験値は僅かしかないので、最速でボスを倒し、周回して経験値を稼ぐプレイスタイルの人もいるようだ。
宝箱は誰か一人が開けると全員アイテムを獲得出来る。ステージの隅々まで探索して宝箱を回収してくれるような几帳面な人がいたら助かる……!
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ソロプレイ時は妙に硬くて難儀したボスも、4人による圧倒的火力の前では為す術もなく……ただただ蹂躙されていた。
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ボス戦では条件を満たすと発動する協力攻撃などもあり、4人で挑まれたボスにはご愁傷様と言いたくなる。恐ろしい……。
ちなみにクエスト中に通信エラーなどが起こるとパーティが解散されて、一人ぼっちのクエスト攻略が始まってしまう。味方の圧倒的な火力に頼っていた僕は、投げ出された子鹿のようにプルプル震えるばかり……
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しかし、満身創痍ながらも一人でボスを撃破!
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協力プレイなら攻略はぐっと楽になるが、一人でもまあなんとかなるぞ!
4キャラを均等にプレイしているのでまだ未クリアですが、ストレスを感じる箇所がいくつかありました。
マッチングシステムは、フレンドマッチ機能はあるものの、パーティ機能がないためフレンドと一緒に野良部屋に入れなかったり、野良部屋にて挑むクエストを変更するのにいちいち部屋を解散しなければならなかったりと、細かい所に手が届いていない印象があります。そして、クエストの制限時間や、ボスが硬くてダメージが通りにくいなどの難しいポイントが、あまり面白さに繋がっていないところが最大の難点だと感じました。
アクションの気持ちよさや、なめらかに動くドット絵などの良い点もあるだけに、非常に惜しく感じます。
発売日に結構大きめのアップデートもありましたし、今後のアップデートで細かい不満点が解消されていく事を期待しています。
『Dragon Marked For Death』の価格は、通常版が5,537円(+税)、限定版が9,241円(+税)です。ダウンロード版の『Dragon Marked For Death
ベーシックセット - 皇女と戦士 -』と『Dragon Marked For Death
エキスパートセット - 忍びと魔女 -』は、1,815円(+税)です。
吉田輝和のプロフィール:19年にわたって自画像の絵日記を書き続けているおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、2018年にはアニメ作品に2回登場した。何故こんなに漫画登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 吉田のTwitterはこちら。