新作アクションRPG『Boyfriend Dungeon』を開発中のKitfox Gamesは、Bay 12 Gamesの手がけるフリーソフトの運営ストラテジー『Dwarf Fortress』の有料版および、そのパブリッシングを行うことを発表しました。
『Dwarf Fortress』は、2006年より開発が続く、ファンタジー世界での箱庭での村落・要塞を主題とした運営ストラテジー。プレイヤーがドワーフたちを率い要塞を運営していくモードの他、冒険者として旅を行うモードも。デフォルトグラフィックは、伝統的なローグライクのような文字列、アスキーアートで構成されたものですが、その非常に細かいデータとゲーム性は後の多くの類似タイトルに影響を与えています。
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今回の有料版発表にあたってはFAQが公開されており、Bay 12 Games(2人の兄弟で構成されています)の親族が大病を患ってしまったため、その治療費支援の目的で行われることを告知。有料版では、Michal“ Mayday” Madej氏及び、Patrick Martin“ Meph” Schroeder氏による新たな専用グラフィック、Dabu氏による音楽が実装されるとしました。
また、Steam版ではSteamワークショップへの将来的な対応が行われるものの、それ以外の内容はあくまでフリーソフトとして、今後も有料版と同じ更新タイミングで提供し続けられるとのことです。
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『Dwarf Fortress』有料版はSteam/itch.ioにて20ドルで配信予定です。なお、有料版の売上は80%がBay 12 Gamesへと支払われるものの、より直接の支援を望む場合には、有料版の内容こそ入手できませんが直接寄付及びPatreonを利用することが推奨されています。