気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Hermes Interactive開発、PC/スイッチ向けに7月24日リリースされた全自動料理シミュレーション『Automachef』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、ベルトコンベアやロボット、調理ツールを組み合わせて自動食品調理のラインを構築していくパズル要素のあるストラテジー。ラインの構築というパズル要素以外にも、ゲーム内のロボットアームやディスペンサーをプログラムやビジュアルエディタで好きなように制御することも可能です。日本語にも対応済み。プレイレポートも掲載しているので、ぜひご覧ください。
『Automachef』は1,520円で配信中。
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――まずは自己紹介をお願いします。
Federico Casares(以下Casares氏)数年前にHermes Interactiveを設立したアルゼンチンのゲーム開発者、Federico Casaresです。元々はゲームやウェブアプリ、モバイルアプリなどの開発会社でバックエンドの開発を行っていました。そこで10年ほど経験を積んだ後、何か変化が欲しいと思い、Hermes Interactiveを始めたのです。私たちの最初のプロジェクトは18世紀を舞台とした交易シミュレーションゲーム『Winds Of Trade』で、2017年2月に発売されました。その直後、本作の開発がスタートしたのです。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Casares氏本作の開発は『Winds Of Trade』のリリースから数ヶ月後、シンプルなプロトタイプができ、そこから始まりました。ですので、2017年の中頃から2019年の中ごろまで、最終的には2年かかったことになります。元々は趣味のプロジェクトとして、楽しむことが目的だったのですが、結局一本のちゃんとしたゲームへと変化したのです。
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――本作の特徴を教えてください。
Casares氏本作におけるいくつかのシステムはとても特徴的です。様々な異なる機械を使ったり、自分で配置を考え、自分でプログラミングできる機械があるのも本作のハイライトでしょう。また、「契約モード」というモードも搭載され、これはパズル、リソースマネジメント、そしてビジネスシミュレーションの垣根を越えるようなものとなっています。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Casares氏本作に影響を与えたゲームは数多くあります。生産ラインの自動化というジャンル(『Satisfactory』『Factorio』『Big Pharma』など)が大元のコンセプトに影響を与えていますが、他にも『Human Resource Machine』『Overcooked』『SHENZHEN I/O』などからも影響を受けています。実際にプレイしてみると、本作のプレイ感覚がこれらのゲームとは異なることに気づくと思います。それでも、これらのゲームがひらめきをくれたのは間違いないでしょう。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Casares氏実は最近になって、本作が日本で話題になっているということを聞きました。とても嬉しいです!もしかしたら今後、皆さんにとってサプライズとなるアップデートが来るかもしれませんので、ご期待ください!
――ありがとうございました。
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