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YUNUO GAMESとサウザンドゲームズによる新作対戦ロボットゲーム『SYNAPTIC DRIVE』。『カスタムロボ』のディレクターで知られる見城こうじ氏らが参加する同作ですが、「TGS2019」にて試遊の機会を得られたため、本記事ではそのプレイレポートをお伝えします。
『カスタムロボ』を彷彿とさせるキャラカスタム要素や見下ろし(クォータービュー)視点でのバトルを特徴とする同作ですが、出展されていたのは2ホールのYUNUO GAMESブース。今回の試遊ではPC版(パッド使用)とスイッチ版の両方を遊ぶことができ、友達と2人で対戦することも可能とのことでした(今回は筆者のみの試遊だったためシングルプレイです)。
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今回のプレイアブル展示版は注目のカスタム要素からプレイ出来るようになっており、ボディ(キャラ)、ガン、トラッカー、ワイヤーなど、各装備をそれぞれ6~8種類から組み合わせて選択可能。このうちボディは操作の基礎性能に大きく関わり、近接攻撃やアルティメット(必殺技)、スピードなどに大きく影響を与えるので、自分好みのボディを見つけることが重要となるでしょう。
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というわけで早速プレイ開始。基本操作は遠隔攻撃のガン、近接攻撃、線状攻撃やホーミングを得意とするワイヤー、ボム的な立ち位置のトラッカーで攻撃しつつ、ジャンプやダッシュ、移動で相手の攻撃をかわし、ゲージがたまったらアルティメットを叩き込む……という形になっており、マッチを通してハイスピードなプレイが要求されます。
また、ノックダウンゲージがマックスになるとダウンさせられたり、ダッシュゲージがゼロになるとダッシュや空中ジャンプができなくなったりするため、自分のステータスを適切に管理するのも大切。遮蔽や距離を上手く把握し、被弾を抑えつつ戦わなければいけません。ただし、アルティメットに必要なゲージは被弾時のほうがたまりが早いため、場合によってはあえて攻撃を食らうのもひとつの戦術でしょう。
また、先述の通りアルティメットや近接攻撃はボディごとに性能差があるため、自機・敵機問わずそのスペックを把握しておくのも重要。なお、今回のデモでは1ステージのみでのプレイでしたが、製品版では10程度まで増えるとのことで、マップごとの戦略性も変化していくと思われます(製品版ではガンなどの装備もさらに増えるそうです)。
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ちなみに筆者は「トリプルガン」などを装備したスピード型ボディ「左文字」でプレイしたのですが、序盤はスピードに振り回されて何故か近接攻撃ばかりで戦う謎の攻め方に……。操作に慣れてくると銃撃後、着弾にあわせて近接攻撃したり、同様のコンボを決めようとしてきた相手をトラッカーで拒否したりと、多彩な戦い方を実践することが出来ました。操作性も良好で、慣れさえすれば自由自在にキャラクターを動かせるため、ハイスピードなアクションで気持ちよくなれるタイプのプレイヤーにはうってつけなのではないでしょうか。
なお、今回のデモでは最大5戦連続でのプレイもできたため、都度装備を入れ替えて遊ぶことも可能でした。ただし、混雑時にはプレイ制限がかかる可能性もあるため、一般公開日に来場する予定の方は注意が必要です。そんな同作ですが、PC/Steam向けに発売予定。既に公式サイトも公開されています。