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ゾンビと植物だったらどっちが知的なんでしょうか?最先端技術を使うのはゾンビの方だと思いますよ。自然の力は時に残酷でもありますしね。『Plants vs. Zombies ネイバービルの戦い』に参戦し、彼らの力をその目で確かめましょう。
2019年10月18日に発売予定の本作は、様々な個性を持つゾンビと植物たちが互いの陣営に別れて競い合うTPSタイプの対戦ゲームです。元々は『Plants vs. Zombies』というタイトルで、タワーディフェンス系のゲームとしてヒットしていました。なお、今回はじめてTPSとして生まれ変わったのではなく、『Plants vs. Zombies Garden Warfare』シリーズが先に展開されています。
現在は、発売に先駆けてアーリーアクセスが始まっています。対人戦ルールだけではなく、シングル及びPvE形式のアクションアドベンチャーモードも用意されていますので、彼らの争いの一端を覗いてみたいと思います。
PvEモードは頭空っぽにして遊ぼう!
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『Plants vs. Zombies ネイバービルの戦い』は、まずロビーとなる場所が存在します。ゾンビ側・プラント(植物)側でそれぞれ用意されており、いつでも切り替え可能です。
ロビーからはPvPモードや練習場、そしてアドベンチャーゲームのように遊べるPvEエリアへアクセスできます。まずはプラント側から「タウンセンター」へ!
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PvEモードの舞台となる場所は「タウンセンター」だけではありませんが、ここだけでもなかなかの広さを誇ります。早速、ヒマワリのようなアマーイ少佐から指令を受ける事に。オールドスクールと名乗る謎のゾンビが、ブギートラップという厄介なものを街中にバラまいているようです。
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ブギートラップの中に入ってしまったプラントは「踊ることしか出来なくなってしまう」という恐ろしい装置なのです……早速オールドスクールの拠点を調査しますが、入口には屈強なロボットが配備されており「カッコいいゾンビ以外は通せない」と門前払いを受けてしまいました。
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ヒマワリのアマーイ少佐による発案で「カッコいいアイテム」を集める事になりました。だんだん何を言っているのか筆者もよく分からなくなってきましたが、プラント達の感性が何となく見えてきたような気がします。
マップのあちこちには何とも言えないキャラクター達が問題を抱えていますので、彼らを手助けしましょう。確かに日本語で話をしてくれますが、ほとんど何を言っているのか分かりません。でも大丈夫です、気が付いたら目的を達成しています。それでいいんです。
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街の中にいたダサイコーンの話を聞いて調査を進めていると、コウモリ男爵がリサイタルを画策していることが分かります。このままではプラント達が踊り狂ってしまいます!だから何なんだと言わずに、プラント達を助ける為にも男爵をやっつけましょう。
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更に、大人気レストラン「ウノ・タコス」を狙うゾンビ達の問題も持ち上がります。カラテなのかクンフーなのか、キックにパンチでチョップなタツジンのゾンビであるゼン先生を倒さなければ、おいしいタコスは二度と楽しめなくなってしまうのです!
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ゼン先生はタツジンなので、瞑想中は一切攻撃が効きません。しかも大量のニセ・ゼン先生も発生して襲い掛かって来ます。プレイレポートの為にソロで挑んだ筆者でしたが、正直なところ何度かゲームオーバーになりました。
すぐにリトライできるのですが、やはり複数人のプレイヤーでワイワイと遊ぶのに適したデザインになっていると感じます。ゼン先生のステージは、ややタワーディフェンスな要素も組み込まれており『Plants vs. Zombies』に親しんだプレイヤーなら懐かしさを感じられるかもしれませんね。
勝っても負けても楽しいPvPモード
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本作の真骨頂はPvPモードにあると言ってもいいでしょう。プラント側とゾンビ側に分かれて、やや広めのマップを様々なルールに則って対戦します。
両陣営共に同じようなキャラクターが用意されているものの、細かい特性に微妙な違いがあるのが面白いところですね。例えば、回復を担当するキャラクターを見てみると「ゾンビ側はショットガンタイプ」「プラント側はサブマシンガンタイプ」と、メインの武器がそもそも異なっています。
ゾンビ側は、なんだかどのキャラも「こういう人いるよね」という感じが出ていて、どこか憎めないデザインをしています。ロビーでも見知らぬプレイヤーに回復を掛けていると、キャーキャーとエモートを出して戯れている人達で溢れていました。
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早速、ゾンビ側の回復キャラである「サイエンティスト」で挑んでみました!!前方に向かって、短い距離ながらも継続的な回復をノーコストで提供できるという特徴を持っています。しかも、回復範囲内にいる味方には全員に効果を与えられます。
更に、緊急回避として瞬時に短距離をワープする技能を持っており、3回までならチャージなしで使用できるようです。これに加えて、彼が持つショットガンも決して非力ではなく、味方と連携すればバンキッシュ(いわゆる対戦FPSなどでのキル)も十分狙えます。
回復が必要そうなダメージを負った味方の位置は、おおまかにアイコンで示されるので、チーム全体の位置も把握しやすかったり、意外と強キャラなのでは……と思いながらの初参戦でした。
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PvEエリアでのソロプレイでは、いわゆる一般的なFPS等のタイトルに比べると操作が重い印象を持ちましたが、PvPモードでの対戦では早すぎず遅すぎずの丁度良い調整がされていると感じます(実際にはPvEとPvPで操作に差はありません)。
キルカメラの演出がド派手だったりと、画面だけでは大味な印象を受けてしまうかとは思いますが、しっかりと敵味方の位置を把握して前線の意識を保っていなければ、孤立した所を一瞬でやられてしまいます。対戦としては程よい緊張感がありますね。
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初戦ではあったものの、終わってみれば「ヒールマスター」として表彰台に立てました!どうやら、参加者で一番回復の貢献ができたようです。チームも勝利しましたし、なかなか良い仕事ができたんじゃないでしょうか!
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お次の二戦目はプラント側の回復キャラである「サンフラワー」で参戦です。こちらはマシンガンタイプの武器(タネ?)を所持し、回復は近くの味方1体に集中した形式を取ります。ゾンビのサイエンティストよりも強力な回復が可能ですが、複数には対応できないようですね。
とは言え、連発は出来ない特殊技の扱いではありますが、一時的に範囲回復フィールドを発生させることもできます。更に、自らの根を地面に張り、固定砲台となって強力な太陽光ビームを長時間照射できる必殺技まで持っているので、単なる回復役と侮れないキャラクターです。
この時のルールは、大型の車両を防衛しながら前進させ、相手の陣地へ押し込めば勝ちというものでした。前線が時々刻々と移動し、近距離でのアクションが誘発される激しいタイプのルールですね。この試合では回復にこだわりすぎて、かなりの回数やられてしまうことになってしまいました。
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残念ながら試合自体は負けとなってしまったものの、ここでも「ヒールマスター」を授与されました!!蘇生回数でもベストを取れたようです。回復役ながらバンキッシュも4度と、アグレッシヴな貢献ができたのではないでしょうか。
ゲーム内でバンキッシュされてしまったとしても、一定時間までならいつでも蘇生を受けられます。蘇生は回復役キャラだけに限らず、味方なら誰でもチャレンジできますので、突撃しすぎて孤立してしまうのは、あまり良い手だとは言えないでしょう。
攻撃・防御・サポートそれぞれに特化した個性を持つたくさんのキャラクターが用意された『Plants vs. Zombies ネイバービルの戦い』のPvPは、対戦アクションの流行を素朴に追いかけた作りです。しかしながら、大人数での対戦でもハチャメチャさだけでごまかしているという印象はありませんでした。
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いわゆる「非対称PvP」とも異なった対戦形式でありながら、ゾンビとプラントに陣営を分けた個性の複雑化は、素直に戦略の厚みとして有効に作用していると感じます。どことなくバカバカしさを含んだ愛嬌から、勝っても負けても友達同士で大騒ぎしつつ楽しめる空気感があるのは心地よいものではないでしょうか。
それでも、試合として真剣に挑めるきちんとした土台が備わっています。画像だけではお伝えし難い部分ではありますが、試合中の操作感やステージ構成に「安っぽさ」はほとんど感じず、シューターとして「勝ちたいなら集中しようか」と思える作り込みが感じられました。
対戦モノは、気楽さと真剣さが中々うまく同居しないという問題を抱えてしまいがちです。『Plants vs. Zombies ネイバービルの戦い』は、肩の力を抜きつつも「やるからには真剣に」で楽しめる絶妙な魅力を持っていると言えるでしょう。
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そんなネイバービルの住人達へのアーリーアクセスもまもなく終了します。PS4パッケージ版『Plants vs. Zombies ネイバービルの戦い』正式リリースは2019年10月18日開始予定です。
PS4『Plants vs. Zombies ネイバービルの戦い』製品情報
発売日: 2019年10月18日
価格: 3,818円(税別)
プレイ人数:1~24人
(c)2019 Electronic Arts Inc.
※記事内で使用している画像は『Plants vs. Zombies ネイバービルの戦い』アーリーアクセス版のものです。