気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Twirlbound開発、PC/Mac/Linux向けに10月10日リリース(海外スイッチ版は2019年中)されたオープンワールドアクションアドベンチャー『Pine』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、「Hue」という人間の若者として、人類よりはるかに賢い生物が跋扈する世界「Albamare」を生き残るシームレスなオープンワールドアクションアドベンチャー。プレイヤーが関与せずとも、刻一刻と変化するゲーム内の生態系が最大の特徴です。記事執筆時点では日本語未対応。
『Pine』は2,570円で配信中(Steam/GOG/Kartridge)。
――まずは自己紹介をお願いします。
Twirlbound7人で活動しているオランダの小さなゲーム開発スタジオ、Twirlboundです。2013年に設立し、純粋にエンターテインメントとしてのゲーム開発に注力しています。私たちは、大きなアイデアと強いIPを通して行う3D体験、というものを目指して開発しています。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Twirlbound本作はゲーム教育の卒業プロジェクトとしてスタートしました。この時、チームメンバー全員が出会うこととなります。私たちは本作のプロトタイプを作るにあたり、プレイヤーの行動が影響を及ぼすような、生き生きとし、シミュレートされた世界を作りたいと思いました。開発期間は3ヶ月しかありませんでしたが、このプロトタイプは成功し、Unityアワードを受賞。私たちはこの作品をより先に進める決意をし、リリースしようということになったのです。
――本作の特徴を教えてください。
Twirlbound本作において、プレイヤーが動いていないときにでも、世界は常に動いています。村はどれも必要な食料、資材、領土、といった経済が完全にシミュレートされていますし、プレイヤーはこれらに影響を及ぼすことができ、島の行く末を変えることができるのです!島で人類の新たな居場所を見つけるという目標達成を目指す中で、他の部族たちと協力したり敵対したりすることもあります。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Twirlbound『ウィッチャー』『アサシン クリード』『Horizon Zero Dawn』などといったたくさんのオープンワールドゲームとアクションアドベンチャーゲームを参考にしてきましたが、最も影響を受けた2つの作品は『ゼルダの伝説』シリーズと『Fable』シリーズです。
――本作の日本語対応予定はありますか?有志による翻訳は可能でしょうか?
Twirlboundはい、日本語対応は是非させたいと思っています!もうすでに翻訳会社と一緒に作業を進めているので、有志の方に翻訳していただく必要はありません。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Twirlbound私たちがその開発を楽しんだのと同じぐらい、皆さんにも本作を楽しんでいただけると本当に嬉しいです!
――ありがとうございました。
◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に200を超える他のインタビュー記事も合わせてお楽しみください。
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