せっかくゲーミングPC買ったし、PCならではのゲームやろうかな。
— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) October 28, 2019
そして「PCならではのゲーム」をプレイしたいとツイート。多くのゲーム好きなフォロワーたちが『PUBG』などを始めとしたメジャータイトルをダルビッシュ選手にオススメしています。
かねてから『フォートナイト』が好きだというダルビッシュ選手ですが、Game*Spark編集部としては、メジャータイトルに留まらず“様々な意味でハードコアなゲーム”までこの機会に味わっていただきたいところです。そんなわけで、本稿ではダルビッシュ選手を魅惑的なPCゲーミングの世界へいざなうべく、Steamなどで配信されているハードコアなゲーム達をやさしくシンプルに紹介していきます。
Crusader Kings II
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本作は中世ヨーロッパのある一族の領主として、数百年にわたって一族を繁栄させていくシミュレーションゲーム。当時の政治文化をゲームに取り入れ、バリエーション豊かなゲームプレイを楽しめます。
先日にシリーズ新作が発表されたこともあり、『CK2』は基本無料タイトルとして生まれ変わったばかり。開発元のParadox Interactiveは他にもさまざまな硬派シミュレーションゲームをリリースしていて、日本のゲーマーからは「パラドゲー」と呼ばれています。頭をフル回転させながら世界観を堪能し、戦略/戦術を磨いていきましょう。
Kerbal Space Program
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本作では緑のかわいらしいキャラクターたちが操る宇宙船やロケットを設計して宇宙開発計画を体験できます。設計した宇宙船はPCならではな物理演算で動作し、発射が成功しなかったときの大惨事も楽しめてしまいます。もちろん、無事に宇宙飛行を成功させたときの嬉しさもひとしお。「それぞれ機能を持ったブロック」をつなぎ合わせていくというシンプルな設計システムですが、考えを巡らせ、その結果をダイナミックに味わえる気持ち良さは格別です。
Arma 3
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いわゆる「ミリタリーものFPS」な『Arma 3』は、アメリカ陸軍も御用達のシリーズ作品の最新作です。職業シミュレーターとして改造されたバージョンが実際に各国兵士たちの訓練や新兵器開発などに用いられています。
プレイヤーは陸海空の歩兵や兵器パイロットとして様々なミッションを体験することになります。その最大の特徴はリアルな雰囲気。「計画に1時間、移動に30分、戦闘は5分」といったことも珍しくないマルチプレイや、(ほぼ)なんでも作れるやりたい放題のミッションエディタの存在は、いかにも「PCゲーム」らしいところと言えます。強力なゲーミングPCの性能で、多数のAIが同時に戦う戦場のグラフィックスを体感してほしいところ。ストーリーモードも付いているので、普通の一人用FPSとしても遊べます。
My Summer Car
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ハードコアなPCゲームには、説明に困るタイトルも珍しくありません。『My Summer Car』もそんな一作で、あえて平易に説明するなら「カーライフシミュレーター」とも言えるゲームなのですが、「なんでもできる自由度」または「しなくてもいい自由度」の高さが特徴です。
バラバラの愛車を放置して朝から晩までビールを飲み続ける生活を送ってもいいですし、信じられないほどに細かく描かれたクルマの整備を楽しんでも良し。もはややり過ぎなほどの自由度と精巧なゲームシステムを同時に体験できるのも、ある意味ハードコアなPCゲームならではの魅力です。
The Stanley Parable
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本作の主人公は、とある会社に勤めるなんの変哲もない男「スタンリー」。彼が突如体験することになる、摩訶不思議な世界を巡る一人称視点のアドベンチャーゲームです。いわゆる「メタフィクション」を大きく取り入れたストーリーで、コメディー調のナレーションが独特な雰囲気を彩ってくれます。一般的な「アドベンチャーゲーム」とは毛色の違う作品ですが、PCゲームの世界にはそんな実験的な作品が跋扈していたりもするのです。
Hacknet
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キーボードを猛スピードでカタカタ叩き、ターンッ!と音を立ててから「よ~し良いコだ……」とPCを褒める“ハッカー”。そんなものが実際に存在するかはさておき、そんなものを体験してみたくなってしまったときは『Hacknet』をプレイするのがオススメです。インターネットの深い闇を探索し、あの手この手で仮想空間のセキュリティを突破していく……そんなゲームシステムを本格的なストーリーと共に楽しめる本作は、まさにPCでしか味わえないハッキングシミュレーションアドベンチャーです。
Gremlins, Inc.
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美麗なグラフィックス、軽快なアクション性、何もかも自在に体験できる自由度……ゲームにはいろいろな楽しさがありますが、PCで遊べる「ボードゲーム」の魅力は意外と埋もれがちだったりします。『Gremlins, Inc.』のプレイヤーは、欲望渦巻く子鬼たちの街で、ボードを周回しながら手持ちのカードで金やアイテム、大衆の支持を得て、それを別のカードで勝利点に変換して勝利を目指します。一人でもマルチでも楽しめる「スチームパンクすごろく」と言えるような作品です。
Hellsinker.
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ガッツリ予算をかけて開発されたビッグタイトルのみでなく、小規模だったり個人開発だったりするタイトルにも注目してみれば、きっと驚くようなゲームに出会えることでしょう。本作はもともと2007年に発売されたシューティングゲームで、多くのコアなファンを持つカルト的名作として知られていました。
本作は2019年に再発売されましたが、その世界観と複雑なシステムはオリジナル版発売から10年以上経っても色褪せません。「超マイナーなゲーム」や「昔は入手困難だったゲーム」をすぐにダウンロードできるのも、PCゲームの楽しみ方のひとつです。
Escape from Tarkov
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本作は「2019年で最もハードコアなFPSなのでは」と目されるゲーム。プレイヤーは閉鎖都市で生き残っていくために、果てのない危険な探査へと赴いていくことになります。
本作が「ハードコア」である理由……それはリアル過ぎるダメージシステムです。身体の各部位が傷ついたら適切な処置を手際よく済ませねばいけませんし、たとえ成功しても「すぐに全回復」なんてことは有り得ません。もちろん、敵の位置が分かりやすいこともないですし、(多少の救済はあると言えど)基本的には「死んでしまえば所持していたアイテムは全部消失」です。ちなみに、本作はまだ正式に発売されておらず、Steamでなく公式サイトから購入し、開発中のバージョンをプレイすることになります。
PC Building Simulator
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本作は「PC組み立てシミュレーションゲーム」。ゲーミングPCを購入したばかりと言うことで、グラフィックボード(=ビデオカード)以外のPCパーツについてまだ知らないこともたくさんあるのではと思われます。ただ検索して調べるだけでは分からないこともたくさんありますし、勉強ついでに本作を遊びながら「自分でパーツを選んでパソコンを組み立てる」という楽しさを感じてみてはいかがでしょうか。ストーリーモードではPCのサポート屋さんも体験できます。
2019年11月2日まではSteamにてハロウィンセールが開催中。ここで紹介したゲームの多くもセール対象となっているので、ダルビッシュ選手はもちろん、これからコアなPCゲームを体験したい方もこの機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。