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全国のハンターが一堂に会するモンハンファンの祭典「モンスターハンターフェスタ」が、約3年ぶりに帰ってきました。東京と大阪で開かれるこのイベントでは「狩王決定戦」も同時開催され、さまざまな催しで来場者を楽しませます。
ここでは、11月24日に行われた東京会場の模様をレポート。披露された各種展示や「狩王決定戦」東日本大会の様子を、写真を中心に紹介します。
ひときわ目を引く大型モンスター
会場に足を踏み入れると、早速目を引くのが大型の展示物。人気モンスター・ジンオウガやラージャンの巨大バルーンが登場し、来場者は用意された武器を手にモンスターへ立ち向かう姿を写真に収めることができました。
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立体物はモンスターだけではありません。案内所もキャンプのようなイメージで作られており、受付の後ろには立体化された環境生物たちが並んでいます。
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その他にも、『モンスターハンターワールド:アイスボーン』の世界観を表現したスノードームも設置。来場者はさまざまなポーズで記念撮影を楽しんでいました。
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屋台やアトラクションでも『モンハン』を堪能
フォトスポットだけでなく、各種展示も「モンハンフェスタ」の注目ポイントです。モンスターや環境生物の大きさ比較表や、各種モンスターや武器防具の原画が展示されたコーナーでは、多くの来場者が撮影に勤しんでいました。
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会場の床に並べられたモンスターの等身大足あとの展示は、彼らのスケールを実感できるスポットに。隣に立ってみると、思わずその大きさを想像してしまいます。
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長蛇の列となっていたのは、モンハングッズがもらえる「モンハン屋台」。環境生物ネットキャッチやユキダマコガネボウリング、スリンガー射的などが1回300円で楽しめるとあって、子どもから大人まで多くの人々が楽しんでいました。
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お腹が空いたり、少し歩き疲れたりした人の憩いの場となっていたのが「モンハンキッチン」。これまでさまざまなコラボフードを展開してきた『モンハン』だけあって、ここでもゲームの世界観を再現した料理が数多く並んでいました。なお、こちらは東京会場限定となっています。
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大きい! けど愛嬌たっぷりな「リアルクルルヤック」
Twitterでも大きな話題となった「リアルクルルヤック」。決められた時間と場所で遭遇できる彼(?)は、クルルヤックの大きさを再現しただけでなく、鳴いたり動いたりとその生態まで実感できるとあって、非常に多くのハンターたちがカメラやスマホを手に登場を待ちわびていました。
いざ、クルルヤックが姿を現すと、待っていたハンターたちからは歓声が。まばたきもするなど、仕草もかなりリアルです。来場者のすぐ近くまで寄ってきてくれるのですが、その大きさに思わず「おお……」とこぼす人も多くいました。
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リアルハンターも登場し、クルルヤックを前にふらついてしまうといった一幕も。
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クルルヤックが立ち去ったあとには、受付嬢やオトモアイルーもやってきて、撮影会が行われました。
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高レベルなプレイの連続!「狩王決定戦」
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メインステージでは、最速ハンター「狩王」を決める「狩王決定戦」東日本大会の決勝が開催。会場内で行われた予選を勝ち抜いたハンター8組16名が、決勝大会への切符をかけてモンスターに挑みます。
決勝では『モンスターハンター:アイスボーン』の顔とも言えるイヴェルカーナが相手に。ハンターは太刀、スラッシュアックス、狩猟笛、操虫棍、弓の中から得物を選び、イヴェルカーナに対峙します。
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高レベルなプレイに会場からは何度も大きな拍手が沸き起こる中、この決勝を制したのは「開拓ロボ」チーム。7組がスラッシュアックスを軸に武器種を組み合わせましたが、開拓ロボチームだけは2人とも弓を携えます。まったく無駄がなく、かつイヴェルカーナの攻撃を熟知した立ち回りで圧倒し、3分10秒66というタイムで見事優勝を勝ち取りました。
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この東日本大会の上位4チームと、西日本大会の上位4チームが、2020年3月21日に行われる決勝大会に駒を進めます。
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ステージの最後には、無料大型アップデート第2弾でジンオウガ亜種が追加されることが発表され、会場からはこの日一番の大歓声が沸き起こりました。また、ムービーの最後には謎のモンスターの姿も……その正体は、今後の情報を楽しみにしていましょう。
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「モンハンフェスタ」東京会場を終えた開発陣にミニインタビュー
最後に「モンスターハンターフェスタ'19-'20」東京会場を終えたばかりの、『モンスターハンターワールド:アイスボーン』プロデューサーの辻本良三氏、エグゼクティブディレクター兼アートディレクターの藤岡要氏、ディレクターの市原大輔氏へのミニインタビューをお届けします。
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――今日は大変盛り上がりましたね。手応えはいかがでしたか?
辻本:最終的な来場者数はまだ聞いていませんが、今までのフェスタを含めた『モンハン』のイベントでも、一番ではと思うくらい来てくれましたね(注:今回の来場者数は1万2,500人。昨年の「狩猟感謝祭」には1万500人が来場)。大会も接戦で盛り上がりましたし、タイトルアップデート発表の反響も大きかったですね。ちょっと心配していたんですが(笑)。
藤岡:新しいモンスターを追加することは以前からお伝えしていて、ユーザーさんからは新規の“大物”モンスターを期待されている感もあるなかで、亜種だったのでどうかなと思っていたんですが。
辻本:やっぱりジンオウガは人気あるなぁ。
藤岡:亜種であっても、存在が認められていることが感じられたのでよかったですね。
――ジンオウガ亜種は新アクションも見せていましたね。
藤岡:はい、かなりチューンナップしています。以前のようにはいかない部分もあるので、楽しみにしていてください。
――謎のモンスターもちらりと出ました。
藤岡:まだ言えないです(笑)。プレイヤーの方にはゲームで体験してほしい部分もあって、あまり情報を先出ししたくなかったんですね。配信したあとに後追いでお伝えしていこうと思っています。
――展示物も注目されていましたが、クルルヤックはどうやって動かしているんですか?
辻本:何も入ってないです。血が通っています。
藤岡:工房の方に色々と試行錯誤していただきました。最初から色々と詰め込まれていたんですが、重量がかなり重くなってしまいました。それが心配だったんですが、最後の最後にしっかり減量してだいぶ動きやすくなったみたいです。
――クルルヤックになった決め手は何だったんですか?
辻本:現実的な……(一同笑)。
藤岡:モンスターを動かしたい気持ちはずっとありました。ひょこひょこ歩いているのは誰がいいかと考えていたんですが、人気もあって、インパクトも生まれるので(決まりました)。
――「狩王決定戦」もかなり盛り上がりました。
市原:かなり接戦で、開発で試作しているときのタイムと比べて、予想を少し超えてきたので、そこは嬉しかったですね。
辻本:あの(武器種の)組み合わせは予想通り?
市原:もうちょっと他の武器種も研究してもらえると、別の作戦が生まれる部分もありはしました。ただスラッシュアックスは人気があって、使いやすくもあるので、軸になるだろうとは想像していました。それに反して弓・弓のチームが勝ったので、見ているこちらもすごく盛り上がった展開でしたね。
――各チーム、優勝候補の選手が揃っていましたね。
市原:そうですね、過去の大会にも参加してくれた選手もいました。
藤岡:今回は東京と大阪の2箇所なので、集中しますよね。気合が入っていたんじゃないかと思います。
――大阪でも新情報の発表はありますか?
辻本:まだちょっと先なので、考え中です!