
Valveのハードウェア事業の一環として2015年11月に発売された「Steamコントローラー」。現在、海外ではSteamオータムセールにより90%オフの5ドルで購入可能となっていますが、Valveはこれが最後の販売となることを海外メディアThe Vergeに対し認めました。

Steamコントローラーは2つのトラックパッドを搭載しており、マウス操作を必要とするPCゲームでも快適に遊べるよう設計されています(使用感に関するレビューは過去の記事を参照)。しかしながら、本コントローラーとともにテレビやリビングルームに向けの展開が期待されていた「Steam Machines」の不振により、現状を覆すほどの普及には至りませんでした。
事業としての成果は思うように行かなかったかもしれませんが、SteamコントローラーのAPIによりPS4やXbox 360/Xbox Oneのコントローラーにフル対応が実現しており、Steamの強化には大きく貢献したのではないでしょうか。

Steamコントローラーの他にも、ストリーミング機器として登場した「Steam リンク」がモバイル向けのアプリとして展開、先日はローカルマルチゲームのリモートプレイ機能「Remote Play Together」に強化されるなど、Valveは失敗を糧に成長を続けています。