
AMDは、同社のグラフィックボード「Radeon RX 5500 XT」を発表しました。
「Radeon RX 5500 XT」はミドルクラスにあたるグラフィックカードで、最大8GBのメモリーを搭載可能。また、同社のソフトウェア「AMD Radeon Software Adrenalin 2020 Edition」にもちろん対応。
本製品は、AMDによると、『BattleField V』『Borderlands 3』『Call of Duty: Modern Warfare』を含む特定のAAAタイトルで、競合製品よりも13%上回る性能を発揮。さらに一部AAAタイトルでは最大60FPSを超え、特定のe-Sportsタイトルでは最大90FPSを超えるフレームレートを達成しているとのこと。
製品はASRock、ASUS、GIGABYTE、MSI、PowerColor、Sapphire、XFXより展開される予定です。
Radeon RX 5500 XTは以下の特徴を備えています。
AMD RDNAアーキテクチャー:「AMD RDNA」ゲーミング・アーキテクチャーは、優れたパフォーマンス、拡張性、電力効率を実現し、将来にわたるゲーミングにも対応できるよう新たに設計されました。前世代の「Graphics Core Next(GCN)」アーキテクチャーと比較して、最大1.6倍上回るワット性能を達成しています。
AMD Radeon Anti-Lag:入力からディスプレイ表示までの時間を大幅に短縮し、「Overwatch」では応答性を最大22%改善しています。
AMD Radeon Boost:解像度を動的に落とすことでフレームレートと映像の滑らかさを改善し、画像品質にほぼ劣化を引き起こすことなく応答性を高めることができます。これにより、「PUBG」の動きの速いシーンでは、パフォーマンスを最大20%向上させることができます。
AMD Radeon Image Sharpening(RIS):DirectX 9、DirectX 11、DirectX 12、Vulkanのタイトルに対して、アップスケーリングとポスト・プロセス・エフェクトでは失われてしまうビジュアルの明瞭さや鮮やかさをもたらします。Radeon GPUのアップスケーリングと組み合わせることにより、高解像度のディスプレイ上で鮮明なビジュアルとスムーズなフレームレートを実現します。
AMD FidelityFX:ゲームデベロッパー向けに高品質なポスト・プロセス・エフェクトをオープンソースのツールキットとして提供します。ゲーム表現を整えると同時に、ビジュアルの忠実性とパフォーマンスの最適なバランスを達成します。この機能は、「GPUOpen」を通じて提供され、「Contrast-Adaptive Sharpening (CAS)」を採用することで、コントラストの低い部分でもディテールを引き出し、画像を鮮明化する際のアーチファクトを最小限に抑えます。
ゲーミング・ディスプレイ・エコシステム:ゲーマーは900以上の認証済みモデルから、「AMD Radeon FreeSync」や「Radeon FreeSync 2 HDR」テクノロジーに対応したモニターを選択し、スタッタリングやティアリングのないゲームプレイを楽しむことができます。
「Radeon RX 5500 XT」は、国内で各社順次発売予定です。