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毎週恒例の読者参加アンケートコーナー「Game*Sparkリサーチ」。今回は『ゲーム依存症の対策に必要なことは?』というテーマで皆様から募集した回答をご報告。
回答はゲームを規制するだけでは根本的な解決にならないという意見が多数を占めていました。それらの意見では、ゲームに依存せざるを得ない家庭環境こそが問題であるとしており、ゲームが逃げ道となってしまう状況を改善し、実生活を充実させることが大切であるとされています。
その他には本気で取り組む目標を見つけたり、外に出てみたり、他の趣味を習慣に取り入れたり、といった対策も挙げられており、お酒やギャンブルなどと同様に適度に嗜むことが重要なのかもしれません。
なお、ゲームはジャンルによって内容が大きく異なり、中には学習や認知症予防に使われるものもあります。それ故に「ゲーム」として一括にして依存症の問題を議論するのは得策ではありません。前述のようにゲームの利用制限ではなく依存に至る環境や経緯に対処していくことが必要でしょう。それでは最後に、読者の皆様から寄せられたコメントを一部ご紹介します。
新しいゲームは半年に1本のペースで与える。
どれを選ぶかは本人に。ただしレビューや口コミは一切与えない。
人・家庭・環境によるんだから「何が必要か」とは一概に言えないよ。
逆に言えば、一括にして規制するのは間違っていると思う。
どこでも良いから外に出かける(ショッピングとか何でも良い)
新しい趣味を見つける事(雑貨集め/映画鑑賞/服/読書/文房具/音楽鑑賞...等々)
麻薬などと同じで最終的には本人の意思次第。やめられる人はやめられるし、その逆も然り。完全な対策は無い。
条例案をまとめた県議は「親の長時間労働が増え、その疲れからゲームやネットに子育てを委ね、結果子供たちがゲームに依存していく」と言ってゲーム規制を主張してることを踏まえて
長時間労働をなくせばいいのでは???
子供の場合は、学習用アプリを一定量こなさないと他のゲームを遊べないように保護者が設定できるシステムをハード側に入れとくとかかな。ゲーミフィケーションを取り入れた最近の学習用アプリはまあまあ面白いし、そこそこ学習効果もある。そもそも買い与えなかったり、遊びすぎで取り上げるよりはマシだろう。
大人の場合、短期間にあまりにもプレイ時間が多い場合に警告を出すだけでいいよ。
どのレベルから治療を要するかの基準
大雑把な例えだと、単に毎晩飲み歩く人とお酒切れたら手震える人は区別されそうだけど
ゲームだといっしょくたにされる印象がある
依存症というレベルではないのに依存症扱いされる人をまず減らし、実情をしっかり見つめるのが対策の第一歩
ダラダラやるのを無くすことかな
マルチプレイのゲームの場合だけど自分のプレイを見返して反省点を出したりプロのプレイを観たり戦略を練ったり基礎練習をしたりして短時間に建設的にやる
ってのがゲーム好きなら1番効果的だと思う
そもそも親世代が、教育に悪いとさんざいわれたTVに依存しまくって育ってきた世代。それでも社会は回るんだから、そのままで問題ない。大体ゲームはダメで、野球や将棋がいい理由は何だよ。食ってけないなら、野球も将棋も99.99%の人間はくってけないだろ
ゲーム依存症の対策?
マジメにレスすると。。。
実際ところ、ゲームが原因ではないのですよね。
ゲームに依存せざるをえない精神的な状況が、リアルにあるのです。
たとえばゲームをすべて取り上げると、ゲームに依存できなくなり
しばらくすると別のものに依存するようになります(たとえば酒、
ギャンブルなど。極端なものでは全身の毛を抜き続けるとか)。
本人の人生に何か重大な欠陥があるので、それをなおすなり、
なおせないものなら、欠陥があっても自分の中で消化して
納得できるようにするとか。
まあ、難しいですわ。
頭をそれほど使わない作業をだらだら続けることで安心する「安定化欲求」というのが人間にはある。自分で創造的な楽しみを見出すことができない人間が、何らかの単純作業と出会うと依存になる場合が多い。ギャンブルもそうだし、SNSの一人語りなんかもそうだが、企業で毎日意味もなく無駄な残業をしている奴なんかもこれにあたる場合が多い。
で、対策はというと、正直何も思いつかない。他の人も書いているが、ゲームを止めさせても他の物に依存するだけ。その都度強制的に取り上げる以外ない。
これも他の人が指摘しているが、ガチでプレイしている奴は依存とは違うし、そもそもガチな連中はプレイしていて疲れるので、ちゃんと休息や気分転換はできているはず。
人間は何かに依存する生き物だが普通は様々なものに分散して依存している
依存症は元々依存対象の少ない人間が過度のストレスによってなることが多い
ゲームに依存するリスクを減らすにはゲーム以外の趣味や交遊関係を増やすしかないな
実にその通り
ユビキタスネットワークって言葉があるけど
ゲームとか趣味やライフスタイルも遍在させ分散化させる事が重要と思いますね
例えば格闘ゲームが好きになったら格闘技を観に行くとかジムに通うとか
釣りのゲームが好きなら釣りや水族館に行くのも良い、歴史シミュレーションが好きなら博物館に行ったり旅行をするのも良い
入り口から何かの入り口に入るきっかけを作ったり感じるのが大切だと思う
ゲームだけが興味の終点になるとドン詰まりになってしまうから、コレは重要
意識をフレキシブルにしないと人生が硬直化してしまう、まさに人生「HARD」モードになっちゃう
大人は働いた金で、子供は頑張ったご褒美として、ゲームを購入する。
そしてそれが駄作ゲーだったという絶望を味わう。昔はこれが効いたんだ。
今はスマホで無料ってのがヤバいよなあ
まあ他の趣味、アウトドアならなお良いんだろうけど、読書とか筋トレみたいなのを習慣に取り入れるのも良いんじゃない。
とにかく長時間モニターにへばりついてる状態にならない事が重要では。
引きこもりの要素がある人が依存しやすいのがゲームだから難しい問題だけど、自分の家族が依存性になったらと考えるとやっぱり困るしな。
依存症で一番問題なのが孤立と貧困、酒やギャンブルや薬物も同じ事
依存症にならない様にするには眼前の生活を自分で豊かにするしかない
そのゲーム「だけ」になるのは貧困の問題でしょう
多くの場合は"何か"からの逃避の為の依存だから
まずは他の興味の繋がりを持つことが重要だと思う他に楽しい事を見つければ依存にはならない
何か他の場所で小さな喜びを小さく始めることが大切だよ
ゲーム依存症の定義を明確化してそれが実際何人いるのか調査
頭ごなしにビデオゲームそのものを否定しない教育
自己体験になりますが現実で上手くいかないことがあるとゲームに逃げ出します。
周りの家族は甘やかしてはいけません、本人のやりたい事を共有して実現に向けてサポートはしますがゲームは固く禁ずるべきです。
たかがゲームと侮ると負の連鎖から抜け出せなくなります。
1時間に1回出てくる超難解ゲームをクリアしないと続きができない
クリアできない場合は3時間放置しないと続きができない
こんなシステム導入?
マジレスだと、もっと友達や家族で話しながら楽しめるゲームが増えればいいと思う。
もっと面白いもの、もっと刺激的なもの、もっと興味を引くものを提示してやるこった。
たしかにゲームは高価な遊びではあるがのめりこむ時間を考えて費用対効果を見た場合
これほど安くて長く楽しめるものはそうそうないんだ。
酒呑みがストロングゼロに溺れてる現実。おくすりに浸かった奴もハマるくらいヤバいらしいし。
習慣化(依存化)を研究する開発者の姿勢
ゲームに限らないけど「創造」に取り組む事は様々な依存関係へ影響するもっとも良い克服法だと思う
描画、日曜大工、模型、造形何でもよい
ゲーム以上に刺激的な何かに出会うしかないと思う。
ゲームって他のコンテンツに比べて物凄く手軽に没入感とスリルを味わえるジャンルで、予め完成されたものを一方的に見せられる映画やアニメ等の映像作品、書籍等よりも遥かに臨場感を体感できる。
二回目以降はストーリーを理解していても、多少のミスが命取りになるかもしれないという刺激があるし。
でもこの「手軽に没入感とスリルが味わえる」という日常が続くと、それが当たり前なんだと思うようになってしまい、自分から動こうとしなくなってしまう。
それが更に悪化してしまうのが一番の怖いところ。
適切な教育
ただ禁止するんじゃなく、娯楽との上手な付き合い方を教えてあげること
大人の場合は自己責任だけど、子供の場合は保護者の責任、でも禁止はダメ
禁止は大人になった(自分でお金を稼げる様に)時の反動が凄いから適度にやらせるのが良い
友達の間での話題の一つでもあるだろうし
例外として基本無料(アイテム課金)は子供にやらせるのだけは禁止した方が良い
もしくは、無料の範囲内でしか出来ない様に対策するだけでもいい
精神疾患って言われてる物で700種類超えるみたいね
なんでもかんでも病気です依存は悪ですなんて言ってお薬貰って病気扱いじゃないの?
無視することが一番だよ
対策の必要なゲーム依存て具体的にどういうんだ?
仮に対策が必要なレベルのゲーム依存が現実にあった場合
それはゲーム依存が問題なのではなくて、そいつ個人が問題を持ってるんだよ
そいつ個人の素養の問題であって、ゲーム依存側からの対策は必要ない
どうしてもゲーム依存対策をさせたいなら、具体的な事例を出しなさい
ここのコメントでも勘違いしている人がいるけどゲーム依存症っていうからただ長時間ゲームしている人、ゲームで仕事辞めた人みたいなイメージに思われるけど
ゲームに執着するあまり生活ができない、生理現象(食事・排泄・排尿)ですらおざなりになることで、根本的にゲームが原因ではなくて本人の環境や生まれ持ったものなどが影響している。
その上でゲームから離れること(もちろん唐突に遮断ではなく徐々に)もひとつの療法として良いと思うけど、ゲーム依存症を精神疾患として社会が認知して、自治体が患者を心身ともにサポートするのが一番肝要だと思う。
ただ、1日1時間しかゲームダメっていうのは、思考が停止したバカな人で、精神疾患について何も考えてないし、勉強もしていない。
過去の日本ではそういう人達が精神医療について携わって、精神疾患の人々を隔離して人権を剥奪していた。
彼らに寄り添う姿勢がない限り依存症というのは減らないよ。まずは依存症の人々とコミュニケーションを取らなければ。
夏目漱石の時代、小説は娯楽であり怠慢の素のように考えられていたらしい。現代は漫画やゲーム。漫画は海外人気もあってここ最近は言われなくなった。BL、腐女子がどうのこうのがひと昔はあったがおっさんずラブは大ヒットした。それは世界中でLGBTQが広く認められたからだろう。いつかゲームもやんや言われなくなる時代が来るかもしれないし、タバコの規制のように何かしらの社会的制限が生まれる事があるかもしれない。
本気で取り組みたい目標を見つける手助けをする
→本気で取り組みたい目標が見つかると余計な物を捨てられる
家の外で学習できる場所を増やす(空き公共施設の自習室利用)
→娯楽に溢れている現代では長時間の家庭学習がそもそも困難
→空きの公共施設を学習施設として使う場合はスマホの持ち込みを禁止にする
我々は必ずしもゲームしたい訳ではない。擬似体験する手段がゲームだったにすぎないのだ。
依存症になったら簡単に治らないと思うけどならないように心がける事はあると思う
個人的には無理しないレベル(これが重要)で体を動かす事がインドア系とは違った良い刺激になると思う
子供の場合ならとにかく色々体験させてやりたいことを見つけさせる
子供がやりたいことに対して親が興味を持ち共感し必要ならばサポートする
やりたくないことはしっかり話し合ったうえで無理にやらせない
色々やって最終的にゲームしかやりたくないって特別な人以外はならないと思う
少なくともおれはそう育てられた
親が子を褒める事
自分は親に一切褒められずに育ったから褒めてくれるゲームにのめり込んでいった
2度目の投稿失礼。
長文になりすぎたので要約します。
・対処法として患者には認知行動療法による治療を導入する。施設入所と投薬治療は不要。
・予防法として家族制度のあり方を見直す(漠然としていて具体案は思いつきませんが…)。秩序ある健全な家庭に依存症の兆候無し。
他の方のコメントも読みますとやはり“家”や“育ち”がキーワードのようですね。
ゲームをやった分と同じくらい他のことをやる/やらせる。
注意するべきは絶対的なプレイ時間じゃなくて相対的なバランスだと思う
余裕のあるお金を土台としてその上にゲーム/その他が半々で乗っているのが社会的に健全なゲーマーなのだ!!(あれ?もしかしてこれ依存症患者の考え方ですか?)
マジレスするとゲームに理解ある人によるカウンセリング
リアルで会ったゲーム依存というほどのゲーマーの人って大体が私生活とか家庭環境に問題があったから
ゲームは逃避行動の一種であって人によって酒だったり性行為だったりするわけで…
カウンセリングの後に行政や専門機関に繋げられるとなお良いと思う
実生活を充実させることじゃないかな…
ゲーム依存に限らずだし、永遠の課題だわ
ゲーム版ダルク、それからゲームにも詳しいカウンセラー、児童相談所職員の家庭介入
大体これら依存症の問題は根っこに家庭環境やいじめが横たわっているから、ダルクのような回復施設を開設したり、カウンセラーや児童相談所職員と連携して回復させるのが肝。
時間規制の前にこれらを中国はやってたし、時間規制も医療機関に聴いて回って決めたのだろうと思う。
だから、先に時間規制やろうとしてるのは本末転倒否めない。
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