Valveは、PCゲームプラットフォームSteamにおいて、2019年に新規リリースした有料ゲームの成績に関するレポートを公開しました。
本レポートでは大きく分けて2つ、年々Steamで成功を収めているゲーム数が継続的に増加していることと、2019年にはほとんどのゲームの収益見通しが改善したことを説明しています。
成功を収めたゲーム数の増加傾向
2019年に成功基準を満たしたゲーム数は2018年から18%増加しており、Steamゲーム数の爆発的増加が起こった2014年より前の2013年のデータと比べると3倍以上にもなっているとのことです。
上記グラフの破線は、2013年半ばにSteamで受け入れるゲーム数を増やさなかった場合の傾向を推定したもの。これをみても、プラットフォームを公開したことによって、1万ドル基準を満たす新作ゲーム数が2倍以上に増えたことが分かります。
2019年にほとんどのゲームの収益が改善
2019年にリリースされたゲームの最初の2週間の売上中央値(第50百分位数売上)は、2018年のものと比べて24%上昇していたとのことです。上記グラフは2019年にリリースされたゲームの最初の2週間の売り上げにおいて、各百分位数ごとの2018年の数値の変化を表したもの。それによると、第35百分位数以上のリリースは2018年に比べて2019年の方が収益が多く、 それ以下のリリースでは少なかったことがわかりました。
データの集方法の理由やより詳細なデータに興味のある方は、研究ノート(英語)をご覧ください。
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