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ゲームやゲームキーなどのマーケットプレイスG2Aは、ゲームキーを海賊版などで不法に販売されたことに対する補填金として『Factorio』開発元のWube Softwareに対し、39,600ドルを支払う合意を行ったと発表しました。
同社では以前から不法に入手された海賊版のキーやゲームの販売が問題視されており、2016年にはパブリッシャーTinyBuildが独自調査で、450,000ドル規模の不正な取引が行われたとの主張を展開していました。同社は2019年7月に「不法販売が判明したゲームキーに対しては、開発元に10倍の金額の補填金を支払う」という旨を発言。今回、Wube Softwareが調査した321個のゲームキーの中で198個が対象であることを認め、39,600ドルの支払いに双方合意したことをブログで報告しています。
ブログ内ではこの不法販売されているゲームキーに対して「詐欺行為はゲーム開発者、ユーザー、G2Aなどすべての当事者を傷つける問題である」とコメント。「この問題を皆に広めて注意を喚起するために、不正入手とは関係ない我々がメーカーへ10倍の金額を補填することを決めた」としています。
なお、今回の問題でこの補填金システムを使用したのは、Wube Softwareが初めてとなります。