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— Electronic Arts (@EA) June 3, 2020
5月末にミネソタ州で発生した白人警官による黒人男性の暴行死亡事件を受け、エレクトロニック・アーツは公式サイトにて現在の情勢に対する自社の意向を明らかにし、100万ドルの寄付を行ったことを発表しています。
同社の最高経営責任者アンドリュー・ウィルソン氏は投稿で「人種差別は我々の社会に存在するべきではない」とし、この取組が長期的なものになることを強調。事件発生を受け、会社としてこれから行うべきことの考えを共有するため、幹部会議や会社内の黒人従業員とのミーティングを重ねていることを明らかにしています。6月9日には全社員が参加可能なコミュニティ会議も開催されます。
また、人種差別と戦う各種コミュニティに対して100万ドルの寄付を行ったことを発表。「Equal Justice Initiative」や「NAACP Legal Defense and Educational Fund」などの団体と協力し、今後もアメリカだけでなく世界中の人種差別問題に取り組む考えであることを表明しました。また、今後は「YourCause program」を通じた寄付に対して同社が2倍の寄付を行うことを発表しています。
さらに同社の従業員が地域社会へのボランティアへと参加しやすくするため、有給休暇を年間1日多く請求できるようになるシステムを開始。現在の新型コロナウイルスのパンデミックを考慮した「自宅で行えるボランティア活動」のリストを共有します。世界中で勤務する全社員がこのシステムでボランティアを行った場合、75,000時間を超える活動を行えるということです。また、6月19日には全社をあげてボランティア活動を行うことなども明らかになっています。
同社は、事件による抗議活動が起こっている状況を受け、アメフトゲーム『Madden NFL 21』の延期を発表しています。