マイクロソフトは8月18日、フランスのAsobo Studioが開発する『Microsoft Flight Simulator』の配信を開始しました。
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2009年にマイクロソフトがFlight Simulatorシリーズの開発と保守を手掛けるAces Game Studioを閉鎖し、事実上2006年の『Microsoft Flight Simulator X』を最後にメインのシリーズが途絶えていたFlight Simulatorがいよいよ復活。
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本作では、広大な地球のマップは、衛星データおよびマイクロソフト独自のBing Mapsを基に、Azueの機械学習処理により3D化。プレイ中はクラウドサーバーよりマップデータがストリーミングされ、Bingのデータを常に参照するため、将来における地形の変化なども約1か月ごとに反映されるとのことです。
また天候も現実のものをリアルタイムに反映。気温や雨が実際のフライトにも影響を及ぼすほか、風による水面の動き、季節による太陽の高さの違い、雲の密度や地上へ落とす影などもシミュレート。これらの気候や時間帯はプレイヤー自らメニューより変えることも可能となっています。
VR対応やヘリコプターを含む有料DLC、コックピットを共有できるマルチプレイアップデートなども発売後に予定されています。
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フライトシムの枠を超えた地球シミュレーターとも言えそうな最新技術の集積した『Microsoft Flight Simulator』は現在発売中。Microsoft StoreおよびSteam(記事執筆時点で未発売)で購入できるほか、スタンダード エディションは、Xbox Game Pass for PC(Ultimate)に加入していれば無料でプレイが可能となっています。価格は20の飛行機と30箇所の空港を収録するスタンダード エディションが7,450円/7,452円で発売。上位エディションはより多くの飛行機と空港を収録しています。Xbox One版の発売日は未定です。