ユービーアイソフトは、傘下のOwlientが開発・運営を手掛ける『Tom Clancy’s エリートスクワッド(Tom Clancy’s Elite Squad)』について、ゲーム内映像に一部不適切な表現が含まれていたことを謝罪、近日中に当該表現をゲームから削除すると告知しました。
An update regarding Tom Clancy's Elite Squad: pic.twitter.com/G6Hb1SO7Gx
— Ubisoft (@Ubisoft) August 29, 2020
これは、ゲーム内イントロ映像に登場した「突き上げた拳(raised fist)」の意匠を指したもの。キャンペーンモード内の映像にて、プレイヤー勢力と敵対するテロ組織「UMBRA」の使うシンボルとして登場します。「突き上げた拳」の意匠は今日の#BlackLivesMatter運動にて「反差別」「反警察暴力」のシンボルとして用いられているほか、古くからストライキや革命運動などで用いられてきた歴史があります。
またゲーム内映像では、UMBRAが民衆の支持を得るための広報戦略として、「差別のない世界(egalitarian utopia)」を標榜することに言及したナレーションも行われています。海外メディアのKotakuはこれについて、BLM運動にまつわる陰謀論と結び付けて紹介しています。
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