A long time ago in a galaxy far,
far away…
far away…
ここでファンファーレが鳴り響いたならもう説明はいりませんね。今回の「ゲームで英語漬け」は8月27日にPS4版が発売されたStellaris(ステラリス)を特集します。未知との遭遇から宇宙評議会、銀河を巻き込む大戦争など、スペースオペラとハードSFのロマンがこれでもかと詰め込まれている本作。2016年に発売されて以降、現在も定期的にDLCが配信されており、「パラドゲー」の新機軸として高い評価を受けました。先日8月27日には日本語搭載のPS4版『Console Edition』が発売され、始めるには絶好の機会です。今日からあなたも宇宙に飛び出してみませんか? レッツコズミック!
練習問題の解答
- 松尾芭蕉
- 与謝蕪村
- 小林一茶
俳句は情報量を極限まで削ぎ落としてあるので、時と場所が違っても共感できるポイントを見つけられます。遠い昔であっても、遙か彼方の未来でも、人間同士気持ちを分かち合うことが出来る。それが俳句の奥深い魅力になっているのです。
Lets Play in English:英単語は機能で覚えよう 試行錯誤が最高の学習体験
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画面を埋め尽くすのは、これぞ「パラドゲー」と言わんばかりの膨大な情報とコマンド。PC版では正式な日本語表示がないため、有志翻訳MODを使用するか、そのまま英語でプレイしなければなりません。宇宙と生命科学、政治形態のあらゆる要素をプレイヤーがコントロールするので、一つたりとも読み飛ばせるものはないのです。
初見ではほとんど何をしていいか分からないでしょうが、逆に言えば新しく学べるものがたくさんあるということ。新しく出会った宇宙人の言葉を解読するように、少しずつでも繰り返し身につけていけば、いずれは銀河系をずべて手中で操ることもできるようになります。
単語を調べるときには意味を覚えるだけでなく「機能」と「効果」を必ず一緒に覚えましょう。言葉の記憶は思考や経験と連動させて初めて「使える」状態になります。例えばこの「Oligarchic」は調べると「寡頭制」と出てきますが、暗記はここで終わりではなく、実際にプレイを重ねて「長期政権になる」「民主的選挙が行われない」などのイメージを重ねていくことで「Oligarchic」の意味をより強固にできるのです。ゲームの機能と同じように、使うべきTPOをマスターして初めて「言葉が身についた」といえます。
英語を能動的に使う時間が最も効率よく確保できる。「ゲームで英語漬け」はその点で語学に優れた効果を発揮するのです。
覚えておきたい英単語集 拡大版
先日のPS4版『Console Edition』プレイレポートではゲーム全体の流れをお伝えしましたが、英語でPC版をやるとなると、プレイを始める前に知らない単語を調べるのに時間を取られてしまうでしょう。そこで今回は帝国の設定項目を確認しながら重要な単語を紹介します。
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まずは種族の作成から。名前を決めるところからいきなり難しい「Plural」「Adjective」が出てきますが、これは種族名称の「複数形」「形容詞」の項目で、ゲーム中の自然な表示に関わるものです。複数形は英語に順じて基本的に「~s」で良いのですが、形容詞の方は接尾辞をどうするかで悩むかもしれません。「Japanese」「Chinese」などの「~ese」や、ラテン語系の言葉なら「Italian」「Canadian」などの「~ian」もあります。機能に影響はないので、語感が合っているもので大丈夫です。
選べる特性はとても幅があり、ほぼイメージ通りの種族が作れます。「Habitability(居住性)」「House Usage(住居使用量)」など初期の発展を左右するパラメータがあるので、じっくり比較検討して決めましょう。
- Plural:複数形
- Adjective:形容詞
- Ingenious:精巧な、独創的
- Quarrelsome:短気
- Venerable:(高齢の人物や年月を経たものに)畏れ多い
- Resilient:弾力がある
- Sedentary:土着的
- Repugnant:嫌悪
- Thrifty:倹約
- Conservationist:保護主義者
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次に政治です。国家の方向性をどうデザインするか、進行の要となる部分なので出来れば全ての項目に目を通し、享受するメリットを目的に従って集めましょう。
「Ethics」の項目で気をつけたいのが、強力なボーナスを得る代わりに敵対関係を増やす「Fanatic」の選択肢。発展の方向性を決めるEthicsはそれぞれ相反関係があり、反対のEthicsを持つ帝国とは外交関係が悪くなります。Fanaticはその傾向を強化するもので、Fanatic同士が隣接すると戦争にならないまでも大きなプレッシャーとなるでしょう。
「Government」は強弱どちらにも転ぶ指導者のサイクルを決めるものです。「Democratic」「Oligarchic」は定期的に交代し、「Dictatorial」「Imperial」は指導者が死亡するまで交代がありません。経験の蓄積量が大きく違うので、安定をとるか大波に賭けるかよく考えて選んでください。
- Fanatic:熱心な、狂信的
- Xenophobe:よそ者嫌い
- Gestalt consciousness:集合意識
- Oligarchic:寡頭制
- Dictatorial:独裁
- Byzantine bureaucracy:ビザンツ式官僚制
- Corvee system:賦役制(ふえきせい)
- Meritocracy:能力主義
- Faction:派閥
- Senate:議事堂
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こちらは科学の研究画面です。ツリーはなくランダムな選択肢から取得していきますが、よっぽどSFが好きな人でないと何を研究しているのかイメージが掴めないでしょう。ハイパースペース航法は一応最初から使えますし、宇宙に適応するために自分の種族を改造していく技術も。SF用語は個々の単語より概念全体の理解が求められるので、小説を読むなどして「ジャンルに強くなる」ことが必要ですね。
- Anomaly:異常
- Megastructure:大規模建築
- Algorithms:アルゴリズム
- FTL(faster than light):超光速
- ISS、Interstellar Ship:星間船
- Modification:改造
- Terraforming:テラフォーミング(惑星の環境改造)
- Synthetic:合成
- Cyto revitalization:細胞活性化
- Fusion:核融合
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設定次第ではこんな種族も作れます。登場文明数を自国のみまで減らすなど、様々なセッティングで銀河の冒険を楽しめますよ。
今週のキーフレーズ:Any surriciently advanced technology is indistinguishable from magic.
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十分に発達した技術は魔法と見分けが付かない
一気に飛躍したテクノロジーは常識を飛び越えてしまい、理解不可能な魔法のように思えてしまう。これはSF作家アーサー・C・クラーク氏による「クラーク三法則」の一文です。技術者でもあった彼は、未来技術の実現可能性について常に追求していました。一見荒唐無稽に見えるSF技術も、根気強く研究を続ければいつかは実現する。むしろ突飛な想像こそが現実の技術を飛躍させる鍵なのだ。そんな願いが込められた言葉です。
練習問題:次の文を翻訳しなさい。
Our curiosity about the universe is what got us this far, and there is still so much left to discover.
「Tradition」のうち「Discover」ツリーの説明文です。文法で言うところの「先行詞を含む関係代名詞」がありますね。宇宙へのロマンが感じられるように、格好が付くような言葉を選んでみましょう。
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