準々決勝の死闘、そしてトップ8の激突。
ルーザーズに落ちたRangchu選手は、ここから這い上がる力を見せます。ルーザーズ第2ラウンドにてあおやま333選手と激突。Rangchu選手はジュリアを使い、距離を意識して隙を突く戦いで、あおやま333選手のラースを翻弄します。2-0でストレート勝利し、トップ選手たちにも恐れられるパフォーマンスを見せつけました。
一方ウィナーズでは、優勝候補Rangchu選手を撃破したpinya選手が、タリスカッター選手と相対します。pinya選手のレイヴンとタリスカッター選手の州光というスピードのある試合では、タリスカッター選手の技術が上回り、決勝へと進出します。
ウィナーズ準々決勝で注目に値したのは、やはり優勝候補の古水選手とケイスケ選手のパフォーマンスでしょう。先述したように、ケイスケ選手がはいしゃ選手に危なげなく完勝。その向こう側で古水選手と、不気味な存在感を放つG選手が激突します。
「G選手はレイは苦手」だという解説を聞くと、この試合は古水選手が有利なのだろうか?と思わされます。しかし蓋を開けてみればそうではなく、序盤こそG選手が古水選手に押されるものの、後にテクニックを打ち破るパフォーマンスを見せつけます。
続くウィナーズ準決勝、G選手はケイスケ選手と対戦。優勝候補と目される選手と2連戦するかたちになりましたが、G選手のスタイルは揺るぎませんでした。ケイスケ選手による三島一八のスピードや攻撃力に押し負けず、一進一退の攻防の末にG選手が勝利。この結果は予想できないものでした。
ケイスケ選手はここでルーザーズに移動してしまうことになるのですが、そこからまたドラマが起こります。それがRangchu選手との対戦です。同じ優勝候補と目された者同士が、最後の生き残りを賭ける。そんな緊張感をまとった試合にて、Rangchu選手はついにトレードマークとなるパンダを繰り出します。
しかしRangchu選手によるパンダのパフォーマンスはケイスケ選手に見切られてしまい、試合を落としてしまいます。続く試合でRangchu選手はジュリアに切り替え戦略を立て直そうとしますが、ケイスケ選手のスタイルを覆すまでには至りませんでした。
ルーザーズから這い上がったのはケイスケ選手であり、トップ選手からも恐れられたRangchu選手がここで姿を消してしまいます。ここまでの戦いで、優勝候補たちを撃破してゆくG選手の異色な強さばかりが印象を残していました。