Bigben Interactive/Naconは、ホラーADV『The Sinking City』のXbox One版の販売を再開、Steamストアページの再公開などを実施しました。
2019年6月に発売された同作はクトゥルフ神話要素もあるホラーアドベンチャーゲーム。国内でも10月31日にPS4向けに発売されています。同作を巡っては、開発であるFrogwaresとパブリッシャーのBigben Interactive/Nacon間で販売権の契約を巡る係争が起こっており、2020年中盤には一部のストアを除き販売が停止していました。PC版にて行われた、事前予告を覆す日本語削除についてもFrogwaresとBigben Interactive/Nacon間の不仲の結果としてか、Frogwaresに対しBigbenによって無断で行われたことが明らかにされています。
今回Bigben Interactive/Naconより行われた声明では、依然として係争中ではあるものの、Frogwaresが明らかに違法な方法で契約を終了したと裁判所が判断したことで、既に配信再開されたXbox One版を皮切りに各ストアでの販売が再開される見込みであるとしています。
なお、同作のSteam版については、発表当初の予定から直前で変更されEpic Gamesストアでの時限独占販売となった後、Steamで販売されないままに、今回の争いを原因としたSteamストアページの削除に至ったため、今後Steam版が販売された場合、Steamユーザーにとっては1年半以上を経てようやく同作をプレイ可能な状況となる予定です。Steam版の日本語については「対応」としてストアページに表記が行われています。
※UPDATE(2021/1/6 14:03):本文中、日本語削除についての記述をより分かりやすく調整しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございます。