レトロゲームのカートリッジ販売やデジタル配信を手がけるコンテンツプロバイダーPiko Interactiveは、90年代後半に初代PlayStationのエミュレーターで名を馳せた「Bleem!」ブランドの買収を発表しました。また、オンラインデジタルマーケットプレイス「Bleem Powered」の立ち上げを明らかにしています。
Bleem Poweredはファミコン、スーパーファミコン、メガドライブ、ゲームボーイ、PCエンジン、PS Oneなど、旧世代機向けの古いタイトルの商業的保存を目指しており、各ゲームが意図したとおり動くために必要なソフトウェアを含めて提供します。Piko InteractiveとBleem PoweredのオーナーであるEli Galindo氏は次のように述べています。
「SteamやGood Old Games(GOG)では絶対リリースされないタイトルをBleem Marketplaceで利用できるようにします。これらのリリースの一部は新しいストアフロントのみで入手可能です。また、インディーあるいはホームブリューの開発者と協力してリリースを収益化し、新たなファンに届けられることを嬉しく思います」
その他、Bleem Poweredではアーケード機メーカーやエミュレーションボックスメーカーなどが合法的なフルライブラリを発売できるよう商用ライセンスの提供を行ったり、ゲーマーがフラッシュカートリッジやエミュレーター使用できるROMファイルも利用可能になるとのこと。さらにGOG Galaxyランチャー対応に向けても動いているそうです。