ネタバレが含まれています。閲覧にはご注意ください。
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カプコンより5月8日にPC/PS4/Xbox One/PS5/Xbox Series X|S向けで発売される『バイオハザード ヴィレッジ』ですが、本日1月22日からPS5限定のビジュアルデモ『MAIDEN』が配信を開始。本デモでは『バイオハザード ヴィレッジ』と前作『バイオハザード7 レジデント イービル』の主人公であるイーサン・ウィンターズではなく、戦闘はおろか防御すらできない無防備な女性を操作して、不気味な洋館からの脱出を目指していきます。
そこで本稿では、このビジュアルデモ『MAIDEN』をプレイし、『バイオハザード ヴィレッジ』の一端を垣間見ていきたいと思います。
なお、今回筆者は初回プレイ時に解像度1920×1080のモニター(ASUS VX238H-P)を使用し、2回目のプレイ時に4Kテレビ(SONY KJ-55A8H)を使用しました。4Kでプレイした際の感じ方についても最後に付記しているので併せてご覧ください。また、ヘッドホンにはLogicool G430を使用しています。
暗い地下牢獄からスタート
ビジュアルデモ「MAIDEN」は地下の薄暗い牢獄からスタートします。操作は一般的なFPSと同様ですが、先ほど触れた通り武器や防御は使用できません。
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地下の湿った質感が上手く表現されています。主人公が持つ懐中電灯の光の自然な拡散も素晴らしいです。
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地下ではアイテムを取り進行していきます。随所で何者かの奇声や足音がするのですが、この音の表現が素晴らしく、距離感や方向がはっきりと「この辺にいる」と分かり、そこに居ると知ってしまう事で生まれる恐怖が増大しています。
正直に述べると地下での感動はビジュアルよりも音の方が大きかったです。自分がそこに入り込んだような音響はホラーゲームのレベルを一段上げたと言っても過言ではないでしょう。スクリーンショットではお伝え出来ないのが歯がゆいです。
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もちろんビジュアル面も目を見張るものがあります。扉の隙間から明かりが漏れている表現が自然で素晴らしいです。
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闇と光の表現は前作と比較してもさらに自然に発展した印象です。質感の差異が反射に影響しています。
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地下を抜け出し洋館へ!
階段を上り、地下から抜け出すと洋館の美麗な装飾品、そしてそれらを自然に表現するグラフィックの進化に目を見張ります。
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細かなディティールを表現するモデリングはもちろん、磨かれた壁の金属装飾が反射する光や甲冑が放つ鈍い金属光沢は特に素晴らしいです。
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こちらのスクリーンショットでは壁紙の微妙な質感の違いが光の反射で表されている事が分かります。
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もちろん、アイテムを見つけ出し、仕掛けを解いていきます。美しくも不気味な洋館の中では単純なアイテム探しも鮮烈な体験となるでしょう。
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ゲームを進め、あるアイテムを手に入れると額に入れ墨のある女に襲われます。
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上手く避けて中庭のドアまで到達すると……
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以上、ビジュアルデモ『MAIDEN』のプレイレポでした。ビジュアルデモという事もあって、振動以上の質感を手に伝えるハプティックフィードバックやアダプティブトリガーは実装されていませんでしたが、前作からさらに発展したグラフィック表現や音響を体験できます。
また、グラフィックは4Kの画面でプレイしてもボケる事はなく、ジャギーも皆無でした。フレームレートも滑らかで安定。トレイラーやスマホの画面等では画質やフレームレート、音響が最大限表現されておらず、4Kの画面でプレイする印象と大きく異なります。
言葉で説明するのは難しいのですが、一言で表すならば「度数の高い眼鏡をかけているような、世界がはっきりと見えるような感じ」がします。4Kの画面でも粗が目立つ事なく鮮明にプレイしながらグラフィックの美しさを堪能できるので、『バイオハザード ヴィレッジ』の発売日までに4Kモニターが欲しくなるところです。
『バイオハザード ヴィレッジ』はPC/PS5/PS4/Xbox SeriesX|S/Xbox Oneを対象に2021年5月8日に発売予定。ビジュアルデモ『MAIDEN』はPS5で体験できます。