『メルヘンフォーレスト』って知ってる?─「ADV」から「リアルタイムコマンドバトル」に一変! 9歳の少女が挑むダンジョン探索は“ソウル系”の醍醐味も覗かせる | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『メルヘンフォーレスト』って知ってる?─「ADV」から「リアルタイムコマンドバトル」に一変! 9歳の少女が挑むダンジョン探索は“ソウル系”の醍醐味も覗かせる

本日1月28日に発売される『メルヘンフォーレスト』。見た目の雰囲気に反して、手強いゲーム性が待ち受けています。そして主人公のメルンが可愛い!

連載・特集 プレイレポート
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こちらはスマホ版のタイトル画面です

2015年にリリースされたスマホアプリ『メルヘンフォーレスト ~メルンちゃんと森の贈り物~』(以下、メルヘンフォーレスト)というゲームをご存じでしょうか。

可愛らしいキャラクターとしっかり遊べるボリュームを兼ね備えた『メルヘンフォーレスト』は、一部のゲームファンの間で好評を博し、Google Playストアにおける評価は4.5(1月17日時点)と高水準をマーク。プレイ満足度の高い作品としても知られています。


そんな『メルヘンフォーレスト』がこのたびフルリメイクを遂げ、2021年1月28日にニンテンドースイッチ/PS4/PC(Steam)向けに発売されます。リメイクにあたり買い切り型となった本作は、果たしてどんな進化を成したのでしょうか。アプリ版をご存じの方や、今回初めて『メルヘンフォーレスト』を知る人に向け、コンシューマ版の魅力と特徴をいち早くお届けしたいと思います。なお、今回プレイしたのは、PS4版となります。

『メルヘンフォーレスト』公式サイト

『メルヘンフォーレスト』ってどんなゲーム?


本作は、不思議な森で暮らしている主人公「メルン」の視点から、ファンタジックな物語を描く作品です。メルンの年齢はわずか9歳。幼い身ながら、おじいさんの仕事を手伝う健気さも泣かせます。

このたび発売されるコンシューマ版は、オリジナルとなるスマホ版の構造やゲーム性を基本的に受け継いでおり、物語のおおまかな展開やゲームの要素自体は共通しています。

まずは軽めに、スマホ版のスクリーンショットと共に紹介します。このスマホ版のテイストが、コンシューマ版でどのように変わるのか。その進化ぶりにもご注目ください。


スマホ版のグラフィックは、シンプルで可愛らしく、独自の空気感を演出。メルンの3Dキャラを含めたこの世界全体を一言で例えるなら、初代PSやPS2などの時代を彷彿とさせるデザイン、と表現すれば伝わりやすいでしょうか。


ちなみにメルンが喋る時は、2Dイラストも合わせて表示。こちらも独特なタッチで、親しみやすいテイストです。


このような優しい雰囲気を纏う『メルヘンフォーレスト』の物語は、お手伝いとして錬金に励む薬師パートからスタート。様々な種族とコミュニケーションを交わし、時に彼らのお願いを叶えつつ、必要な素材を集めるために森を奔走します。


時にはクイズに答え、釣りに精を出し、ひ弱なペンギンを鍛えることも。いずれも簡単操作で済み、テクニックなども問われない気軽なADVパートと言えます。


全体的に絵本のような雰囲気で展開する『メルヘンフォーレスト』ですが、実は第2部から大きな変化を迎えます。薬師を目指すADVパートは、いわば第1部に過ぎません。第2部以降で一変する展開も、『メルヘンフォーレスト』が高い評価を集める一因にもなっていますが、そちらについては後ほど詳しく触れさせていただきます。


ともあれ、ファンタジックな世界を舞台に、森の奥に住む幼い少女「メルン」が、お手伝いをきっかけに“とある真実”へと踏み込んでいく──そんな、可愛らしさと意外性を兼ね備えたのが、『メルヘンフォーレスト』という作品です。

コンシューマ向けにリメイクされた『メルヘンフォーレスト』は、見た目から快適度まで大きく進化



前述の通り、コンシューマ版『メルヘンフォーレスト』はスマホ版がベースなので、基本的な構成を踏襲しています。ですが、その進化ぶりは一目瞭然。まずはその見た目が、文字通りの意味で大きく変わっています。

幻想的な雰囲気を残しつつも世界全体が細かく描写されており、「メルンが住んでいる世界」という実感がより増しています。現実かと見まごうような写実的表現ではありませんが、価格帯(ダウンロード版 3,480円/パッケージ版:3,980円<いずれも税別>)を考慮すると、十分妥当な描き込みと言えるでしょう。


そしてグラフィック面で特筆すべきなのは、一新された「メルン」のビジュアル。シンプルなスマホ版とはうって変わり、豊かな表現力を備えた3Dモデルに仕上がっています。


PS2どころか、PS3時代でも滅多にお目にかからない可愛さ&完成度になったメルン。スイッチ/PS4/PCソフトの主人公として、堂々とした魅力を放っています。台詞時に登場する2Dイラストも描き込まれており、状況に応じた表情差分も豊富なので、会話を眺めているだけでも楽しくなります。


また、進化ぶりはUIにも現れています。例えば、スマホ版のメニュー画面は至ってシンプル。分かりやすさもあり、これはこれで決して悪いものではありません。


ですが、コンシューマ版のメニュー画面は、画面全体が世界観に深く馴染んでいます。メルンも全身が表示されて、足元のデザインまで確認可能。より洗練された画面構成へと姿を変えました。


操作方法は、タッチからコントローラになりましたが、それで遊びづらくなった印象はまるでありません。挙動や反応も軽快ですし、□ボタンをホールドしているとダッシュ状態になるので、移動面も快適。




スマホ版経験者にはお馴染みの「キノコの妖精さん」によるクイズも、コンシューマ版でパワーアップ。見た目だけでなく問題のレパートリーも増え、歯応えが増しました。

なお、クイズは全問正解がクリア条件ですが、スマホ版では全問終わるまでリトライ出来ない仕様でした。しかしコンシューマ版は、失敗した時点で終了するので、すぐにリトライが可能に。こういった細かい調整点も数多くあり、プレイの快適度も全体的に改善されています。




グラフィックの向上に伴い、住人たちの存在感もアップ。スマホ版でも個性的な面々でしたが、その内面と進化したビジュアルが相まったため、さらに印象深くなりました。




第1部は、森の住民との関わりが多いため、その見た目は没入感に大きく影響します。コンシューマ版の進化ぶりは、『メルヘンフォーレスト』の世界に一歩踏み込むハードルを、大いに下げてくれる効果があるように感じました。



ゲームの展開に合わせ、ジャンルも変わる『メルヘンフォーレスト』
《臥待 弦》
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  • スパくんのお友達 2021-02-06 1:10:32
    フォートレスってことは、拠点運営的な要素もあるの?
    0 Good
    返信
    2件の返信を表示 返信を非表示
  • スパくんのお友達 2021-02-02 11:04:33
    ありがちでわかりきった会話と演出をダラダラ見せられるのは苦痛だわ
    可処分時間の少ない令和において、いつまでも昭和平成的な作り方してたらだめなんよ・・・
    6 Good
    返信
    他の返信を表示 返信を非表示
  • スパくんのお友達 2021-02-01 12:14:44
    たーるっ!
    1 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2021-01-31 22:47:37
    近しいは親しいって意味だぞ
    1 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2021-01-29 22:26:57
    そうそう、3章バトルは択が色々あって楽しい
    1 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2021-01-29 22:24:55
    めるふぉれはいいぞ
    0 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2021-01-29 3:25:41
    3章からが本番
    0 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2021-01-28 15:55:59
    PC版を少しプレイしてみたけど、面白かったのはキノコクイズだけだったな・・・
    4 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2021-01-28 11:08:16
    あーちょっと今月と来月でほしいのありすぎて見送ろうかな
    0 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2021-01-28 7:31:50
    あの見た目で9歳とかマジかよ…
    1 Good
    返信
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