Epic Gamesは同社のプラットフォーム「Epic Gamesストア」における2020年の統括を公開しました。
それによれば、同ストアのPCユーザー数は、1億6000万人以上を達成、デイリーアクティブユーザー数は192%上昇して3,130万人、ピーク時の同時接続は1,300万人となったとのこと。なお、同ストアが強烈にライバル視する業界最大手、Valveの「Steam」のデイリーアクティブユーザー数は6,260万人、ピーク時の同時接続は2,480万人。いずれもまだ倍の差がありますが、逆説的にはSteamの半分程度のユーザーベースをすでにEpic Gamesストアが達成したと言えるところです。
強力な『フォートナイト』の存在が目立つ同ストアですが、2020年売上の37%はサードパーティによるもので、年間にリリースされたタイトルは471本とのことです。なお、この新規リリースのうち103本が週刊の無料ゲームとしての初登場となっています。
同社は、2021年は「Epicのストアでタイトルをリリースしたいと望んでいるすべての開発者にストアを開放すること」を中心にストア開発をすすめるとコメント。開発者にEGSプラットフォーム用のセルフパブリッシングツールを提供し、ストアのタイトル数を急激に拡大させることを目指すとしていますが、同ストアは元々Steamのプラットフォーム手数料及び、「Steamダイレクト」開始以降のゲーム数の氾濫に対しての批判的文脈のもとで展開してきただけに、どのような形のものになるのかは不透明です。