2017年のTGSにてフリューより発表された、セガの異色ADV『ROOMMANIA#203』の流れをくむ新作タイトル『project one-room(仮題)』。同作の開発が凍結状態に陥っていたと同作のプロデューサーであった大地将氏が明らかにしました。
氏が語るところによれば、同プロジェクトは発表の後、開発に問題が発生し経営判断による凍結状態に陥ったとのこと。大地氏自体は、多くのファンの期待を裏切ってしまわぬよう、退職し様々な会社を回り、別の新企画の一環として作品の継続の道を探ったものの芳しくは無く、そんな折に新型コロナが発生してしまったとしました。
結果として営業活動は更に困難を極め、完全に停止。更にはコロナ渦で様々なものが変革してしまった現在に、作ろうとしていた5年前に構想した世界の作品を送り出すことは果たして良いのだろうか、と思索した結果、新企画も含めた計画の断念に至った旨を明らかにしたとのことです。
なお、『project one-room(仮題)』のために書き下ろされた、“セラニポージ”新曲についてはアーティスト側に権利があるため、機会があれば十分リリース可能な状態にあるとのことです。