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任天堂は、ニンテンドースイッチ向けソフト『スーパーマリオ 3Dコレクション』の世界累計販売本数が832万本を突破したことを、2021年3月期 第3四半期 決算短信で明らかにしました。
本作は『スーパーマリオ64』『スーパーマリオサンシャイン』『スーパーマリオギャラクシー』の3作品がセットになったもので、「スーパーマリオブラザーズ35周年」のキャンペーンタイトルの1つとして9月に発売されました。
本作は、2020年11月の時点で521万本を突破。その2~3ヶ月後にさらに300万本以上を販売したことになります。本作は期間限定ソフトとして2021年3月31日にパッケージ版・ダウンロード版ともに販売を終了する予定(ダウンロード版の再ダウンロードは配信終了後も可能)。こういった期間限定の販促効果もあったのかもしれませんが、それにしても驚異的な結果ではないでしょうか。
また、ニンテンドースイッチ向けソフト『ペーパーマリオ オリガミキング』は305万本、付属のラジコンカーと連動する『マリオカート ライブ ホームサーキット』は108万本、『ピクミン3 デラックス』は194万本、『あつまれ どうぶつの森』は3,118万本(当期販売本数は1,941万本)、『マリオカート8 デラックス』は3,341万本(当期販売本数は864万本)、『リングフィット アドベンチャー』は868万本(当期販売本数は595万本)と好調な販売本数を発表しました。
ソフトウェア全体の当期販売本数は前年同期比43.0%増の1億7,610万本、ハードウェアの当期販売台数は前年同期比35.8%増の2,410万台になったことも明らかにしており、これについて同社は「前期までに発売したタイトルも勢いを落とすことなく順調に推移し、ハードウェアの牽引にも大きな貢献した」と述べています。
加えて、当期のニンテンドースイッチ向けのミリオンセラータイトルは、ソフトメーカーのタイトルも含めて29タイトルとなります。
さらに、ゲーム専用機におけるデジタルビジネスでは、パッケージ併売ダウンロードソフトによる売上が好調に推移しただけではなく、『ポケットモンスター ソード・シールド』 などのダウンロードコンテンツの販売、Switch Onlineによる売上も順調に推移し、デジタル売上高は前年同期比104.9%増の2,560億円に。モバイル・IP関連収入等の売上高は、前年同期比13.8%増の420億円という結果になりました。
これらの状況により、売上高は1兆4,044億円(うち、海外売上高1兆898億円、海外売上高比率77.6%)、営業利益は5,211億円、経常利益は5,282億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は3,766億円になっており、通期業績予想及び配当予想も上方修正しています。