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【吉田輝和の絵日記】バディを組んで捜査&潜入!村田雄介が描くデジタルコミック風ADV『バディミッション BOND』

アドベンチャーゲームにしてはボリュームあるな!

家庭用ゲーム Nintendo Switch
【吉田輝和の絵日記】バディを組んで捜査&潜入!村田雄介が描くデジタルコミック風ADV『バディミッション BOND』
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今回は、コーエーテクモゲームスが開発し、任天堂が発売したニンテンドースイッチ向けソフト『バディミッション BOND』です。

本作は、生きる世界や立場も違う男達がバディを組み、謎の組織を追うアドベンチャーゲーム。キャラクターデザインは『ワンパンマン』や『アイシールド21』などの作画担当でお馴染みの村田雄介氏!大ファンの僕、大歓喜です。

バディものといえば、性格が間逆な2人が反目しながらも絆を強め、お互いのピンチを助け合うのが定番。僕の人生において誰かとそのような関係が築けたことがないからか、より惹かれるジャンルであります。

僕が実際に誰かとバディを組むとしたら……仲の良さでいえば、絵日記でもお馴染みの大原くん(既婚者の現役無職)や安倍くん(社会人の元無職)となんだろうけど……

ピンチになっても助けてくれなさそう。

逆もまた然り……。

コミック感覚でサクサク進むストーリー!


主人公ルークは警察官。正義のヒーローのように慕った警察官の義父を目標にし、この日も窃盗の犯人を追っていた。

コマ割りのあるボイス付きデジタルコミックようにゲームは進行する。こういう手法のゲームは過去にもあったが、電子書籍が普及した現在では違和感なくマッチしている。

村田雄介氏の新作漫画を読んでいる気分だ。


随所に選択肢が設けられており、ヒーローらしい選択をすれば「ヒーローゲージ」が増加する。

ヒーローゲージはミッションのクリアランクに関わる。クリアランクは、新エピソード解放に必要な条件になる場合もあるので、ヒーローらしい振る舞いが要求されるのだ。


でも……変な選択肢があるとついつい選んじゃうよね。

本作は選択の最中であってもセーブ・ロードが可能なので、ヒーローゲージの減少を気にせず変な選択の結果を確認出来るぞ!


窃盗犯を無事逮捕したものの、巷を騒がせている怪盗ビースト事件の会議に遅れてしまう。

上司に目をつけられたルークは、ビーストが所有する武器と、これまでに被害にあった国の数を問いただされる。

表示された画面の中から気になるポイントを見つけだす「サーチモード」では、特定の場所を調べることで新たな情報が入手可能。今回は、ビーストの武器を推測するのが目的なので、武器っぽいものを探してカーソルを合わせる。


会話ログは遡って確認可能。うっかり読み飛ばしてしまったり忘れてしまったりした情報もいつでも再チェック出来るぞ。しかも重要な部分は強調されていて親切!

ガッツリ捜査して潜入経路を確保!

その後、何者かによって女性が監禁されている動画が送られて来たことにより、物語は大きく動き出す。

サーチモードで監禁場所の手がかりを見つけ出し、その手がかりをもとに聞き込みを行う。


様々な場所を訪れて情報を集める「操作ミッション」は、行動ゲージが設けられており、移動や聞き込みをするとそれが消費される。

聞き込みの際に選択を間違えてしまうと、行動ゲージが無駄に消費されてしまうので気をつけなければ……!

自信が無い時はセーブ&ロード!

聞き込みの結果によって複数の潜入方法が提示される。今回の場合は、正面からと裏口からの2通りの潜入方法がある。どちらを選ぶかは自由だ。

捜査パートで調べた情報をもとに潜入する。敵に見つかった時はQTEバトルが始まるぞ。


潜入中もログチェックが可能。忘れっぽいので親切システムは助かるわ……。

個性豊かなバディたち!誰と誰を組ませる?

最初のミッションではルークの単独行動だったが、ゲームを進めるごとに組めるバディが増えていく。

熱血漢だがどこか抜けたところのあるルークに対し、大怪盗アーロンは、見た目の通り粗暴で豪快。


モクマは、元ニンジャで現ショーマンという特殊な経歴の持ち主。性格はお茶目だ。


チェズレイは変装と知的犯罪の達人。数多の人間を破滅に追いやった魔性の詐欺師だ。

それぞれに個性や特性があり、状況に応じてバディを組む相手を変更する。

例えば、荒事が待ってそうな場所での聞き込みはアーロンが適していそうだし、子供相手にはショーマンのモクマが向いてそう、といった具合に考える楽しみがある。

組ませたキャラクター同士の掛け合いも面白い。

これまで男キャラばかり紹介してきたが、女性キャラもしっかり登場するぞ!

彼女達について語られるサイドエピソードもあるので、ヒーローゲージは減らさずクリアしなければ……!

話をバディに戻して……主人公のルークと3人のバディは立場も性格も全く違うが、それぞれが足りないところを上手く補い合っている。

僕と大原くんのバディならこうはいくまい。


陰キャの僕らはきっと事件を未解決!

ストーリークリアまで30時間ほど。アドベンチャーゲームにしてはボリュームがありました。まだ解放されていないエピソードも残っているので、全て遊びつくそうと思ったらもう少しかかりそうです。

ゲームシステムはオーソドックスなアドベンチャーなのですが、デジタルコミック的な演出が秀逸で、気がつけば熱中してプレイしていました。

サイドエピソードを解放する為のクリア済みミッションの再プレイは、スキップ機能のおかげでサクサク行えます。選択の最中でもセーブ&ロード出来るのは嬉しかったです。

ただ、随所に挟まれるQTEは好みが分かれる要素だと感じました。

村田雄介氏のファンや、バディもののストーリーやオーソドックスなアドベンチャーが好きな人には刺さると思います。気になったら、ぜひ体験版からプレイしてみてください!

『バディミッション BOND』は発売中です。

吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 最近、『スカイリム』を二人でプレイする絵日記企画「スカイリム二重人格ロールプレイの旅」をはじめた。同企画の最新話通知用Twitterはこちら。吉田輝和個人のTwitterはこちら

「吉田輝和の絵日記」で取り上げてほしいゲームタイトルがありましたら、こちらの申込みフォームで教えてください!すべての要望には応えられませんが、それでも出来るかぎり応えていきたいと思います。

《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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