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発売からおよそ2週間で200万本を販売している、話題沸騰のサンドボックスサバイバル『Valheim』。デベロッパーIron Gate Studiosは、海外メディアPC Gamerのインタビューにて本作開発の狙いなどを明らかにしています。
Iron Gate Studiosはスウェーデンのゲームデベロッパーで、スタッフは5人体制。同社の創設者のひとりHenrik Törnqvist氏によると、本作を開発するために影響を受けたのはサバイバルゲームではなく『ゼルダの伝説』シリーズや『The Elder Scrolls V: Skyrim(スカイリム)』だったようです。
特に『ゼルダの伝説』シリーズの影響が大きく、「目標を達成して入手したアイテムで世界が広がっていく」システムとサバイバルゲーム要素が融合することで、より良い作品が完成するのではないかという狙いがあったようです。『Valheim』では最初のボスを撃破すると「ツルハシ」をクラフトできるようになり、鉱石の採掘が可能になります。
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また、本作の特徴的な「修理に素材が必要ない」「建築物を壊すと材料が100%戻ってくる」などの、サバイバルゲームとしては比較的やさしいシステム。これは、同社CEOのRichard Svensson氏がこれまで関わってきたオープンワールド作品などの開発経験から導かれたゲームデザインとのことです。
Svensson氏は『Valheim』を開発する際に、シミュレーション要素が「プレイヤーの楽しみを妨げる」のではなく「プレイヤーを助ける」ものになるよう注力。食事をとっていない状態でも、パフォーマンスが低下するだけで「死なないし作業は続けられる」本作のサバイバルシステムなども、こうしたゲームデザインから誕生しているといいます。
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『Valheim』はSteamにて早期アクセスで配信中。Game*Sparkでは、本作のプレイレポや序盤のコツを紹介する記事も掲載中です。