気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Sensen Games開発、PC/Mac/Linux向けに2月12日にリリースされたタイピングシューティング『Neon Ships: The Type'em Up Shooter』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、タイピング要素が入った縦スクロールシューティング。敵の弾を避けながら英単語をタイプし、成功すれば強力な攻撃をすることができます。出てくる単語は有名映画からのものが多く、思わずニヤリとさせるものも。日本語には対応していませんが、そのゲーム性から日本語がなくても問題ありません。(詳しくはインタビューを参照)
『Neon Ships: The Type'em Up Shooter』は、99円で配信中。
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――まずは自己紹介をお願いします。
Sensen GamesHugoとIgorです。子供の頃からアーケードゲームが大好きな兄弟で、自分たちで挑戦しがいのあるゲームを作ろうと決意し、設立されたのがSensen Gamesです。私たちは昔のアーケードゲームを思い出すような体験が出来ながらも、ひねりが加えられ、個性的で、今まで遊んだものとは異なるゲームを作ろうと思っています。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Sensen Games本作の開発が始まったのは、2021年の1月です。開発期間が短かったのは、本作における目標が「プレイヤーが一時間以内で楽しめ、ランキングに入りたければ何度も遊びたくなってしまうちょっと変わったゲーム」だったからです。誰もが大人になるにつれ、大作ゲームをプレイするのに費やせる時間は減っていきます。ですので、プレイヤーのスケジュールにフィットするような短いゲームに賭けてみようと思いました。
――本作の特徴を教えてください。
Sensen Games本作における一番の特徴は、シューティングとタイピングがミックスされていることです。プレイヤーは弾を避けながら、ポップカルチャーの単語をタイピングしなくてはいけません。タイプに成功すれば、強力な特殊攻撃を放つことができます。これにより、難しくも他にはないゲーム体験が可能なのです。
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――本作が影響を受けた作品はありますか?
Sensen Gamesシューティングというジャンルにおいて、主に影響を受けたのは子供の頃に遊びまくったビデオシステムの『ソニックウィングス』です。動きながらタイピングをするというゲームプレイにおいては、『The Textorcist: The Story of Ray Bibbia』から影響を受けており、動きながらタイピングするというのがどんな感覚なのか、この作品によって知ることができました。
――本作は日本語に対応していませんが、日本語に対応していなくても問題なさそうですね。
Sensen Gamesはい。本作においては、アルファベットさえ知っていれば、英語が母国語ではないプレイヤーにも楽しんでいただけます。出てくる単語のほとんどは映画やアニメを出典としているので、見覚えがあるものもあるでしょう。とはいえ、本作を遊ぶ上で意味を知っている必要はありませんので、知らなくてもまったく問題ありません。
――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?
Sensen Gamesそれほどありませんでした。唯一あったとすれば、コロナ禍以前はよく週末に会って一緒に開発を行っていたのですが、今では完全にリモートです。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫でしょうか?
Sensen Gamesはい、まったく問題ありません。私たちのゲームの動画や配信を見るのは大好きです。時には参加させてもらいますよ!
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Sensen Gamesまず、皆さんに感謝申し上げます。日本は私たちのゲームを遊んでくれている国トップ3なのです。本当にありがとうございます。昔からずっと日本のゲームをプレイしてきましたので、こうして少しでも恩返しできることがとても嬉しく、大変光栄です!
Hugo近いうちに、日本に行こうと思っています!私は日本語を数ヶ月勉強してきましたので、基本的な単語と文法を覚えましたら、実際に日本に行き、日本語と日本文化に触れたいと思っています。また、日本のインディーゲームコミュニティとも実際に交流できれば良いなと思っています!
――ありがとうございました。
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◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に300を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。