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今話題沸騰中のPC向けオープンワールドサバイバル『Valheim』は、最大10人によるオンラインマルチプレイに対応しています。もちろん、本作はソロでも十分楽しめるのですが、プレイを始めた筆者は「沢山の仲間と一緒にプレイしたい!というか、沢山の仲間で村を作って生活したい!」と強く思いました。
そこで、Game*Spark公式ディスコードサーバーにて、誰もが筆者の村でヴァイキング生活を満喫できるコミュニティ「Valheim部」を発足。「吉田輝和の絵日記」でお馴染みの吉田輝和氏や読者はもちろん、なぜか他誌のゲームライターまで参加し、筆者の居住エリアは、「村」といっていいほどの賑わいが出てきています。
本連載では、多くのプレイヤーによって『シムシティ』のような発展を遂げる筆者の村もとい「ゲムスパ村」の様子をお届けします!
第2話:「監禁したボスが脱走し殺処分」「秘密の部屋で名作ゲームのタイトルを書く」「ダンジョンが勝手に作られる」の3本立て
慢性の物資不足がクエストシステムによって解決される
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前回、ゲムスパ村を城壁で囲うために大量の石材が必要になったわけですが、それには村人達の協力が必要でした。しかし、それをただお願いするのも姫プっぽくて悪いな~と思ったので……
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クエストボード(手作り)を制作し、村にクエストシステムを導入しました。
依頼内容はいつでも変更可能なので、筆者が欲しい物がすぐに集まります。報酬は、やりがい搾取上等ということで「ドラゴンスレイヤー」の称号にしておきました。いや、ドラゴン殺してないけど。
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クエストボードは、「自分で石集めるの面倒だし、誰か集めてくれないかな~」という邪な気持ち全開で作ったので、相手にされないかもしれないと心配していたのですが、意外と皆チョロ……ノリノリで石材を集めてくれます。自分一人では絶対に集められないほどの量を持ってきてくれてびっくりです。しかも、勝手にクエストボードの飾り付けが行われ、納品箱まで設置されていました。
今では、ゲムスパ村に遊びに来たはいいものの、何をしていいかわからない人達にとって良いアクティビティになったと思います。
そういえばこの時、ゲーム実況ユニット「もずとはゃにぇ」のふたりが遊びに来て、筆者制作のクエストボードをベタ褒めしてくれました。ふたりのおかげで、村人のやりがい搾取によって成り立っているクエストボードのイメージが、ポジティブかつクリーンになったのは良いことです。ありがとうございました。
古のツイッター、爆誕!
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クエストボードが村人達に受け入れられて調子に乗った筆者は、ツイッターという革新的なSNSを発明しました。ここでは、日常生活のちょっとした呟きを20文字くらいで綴ることができます。
古い投稿から消されるシステムで、リプライ機能はついてません。それ故にクソリプが送られない優秀な仕様となっています。ちなみにリツイートもできないです……ってただの掲示板じゃん。
流石に今後「いいね」できるシステムを導入しようと思っています。
村の発展状況
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ゲムスパ村の中に魔王城が出来上がっていました。
村長の筆者が知らない内に……。
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魔王城の入り口は、おどろおどろしい雰囲気に包まれており、ラストダンジョンに来てしまった感がハンパないです。
しかも城の周辺にはモンスターがうろついています。これは、城壁を広範囲にわたって建築するという無茶な都市計画によって治安が悪化した筆者のせいなのですが、今になって思えば魔王城を際立たせる良い演出として役立っています。
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ただ、ここまで立派な建築物があると、小屋に住んでいる村長のメンツが立たないので、思い切って新居を構えることにしました。
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そして現代的なマンション風の住宅を建設。絢爛豪華な雰囲気こそありませんが、先進的なデザインが村の未来を導く村長の家にふさわしいと思いました。2階建ての建物が多い中、3階建てにしたことで村長の尊厳も保たれて良いと思ったのですが……
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「日照権が侵害されている」とのクレームが近隣住人からきました。
怒り出した近隣住人から「今すぐ別の場所に移設してくださいよ」「これ絶対わざとでしょ?」「なんで他の村人は家との距離を空けてるのに村長だけ距離近いんですか?」などの罵詈雑言を浴びせられました。本当に怖かったです(被害者面)。
筆者は、近隣住人をなだめながら「ごめんね。また今度移設するからね?」となあなあで済ませようと思ったのですが、納得もしなければ怒りも収まらず、最終的に「じゃあ裁判しましょうよ。裁判所作るんで」という結論に至りました。
こういった紛争も遊びにできちゃうのが『Valheim』の良いところですね!ただ、裁判所を作る時期は村長に委ねられます。
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そういえば自主的に村八分になったプレイヤーがいるのですが、気がつくとすごい建物を建てまくっていました。ここにはピラミッドがあり、中はポータルを駆使した迷宮になっているそうです。
ポータルで『Portal』みたいな迷宮、筆者も作らなければ……。
ゲムスパ村は、村の発展に貢献してくれる新たな村人を募集しています。もちろん初心者も歓迎!それにこのワールドには、「俺は村の同調圧力には屈しないぞ!」といって村の外に居を構えている人もいますよ!
筆者の都合が悪くなければ毎晩ワールドを開放しているので興味がある人は、Game*Spark公式ディスコードサーバーの「Valheim部」に参加してください。なお、『Valheim』のオンラインマルチプレイサーバーの人数制限によって参加できない場合があります。
次回の話はこちらからどうぞ!