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Activisionは、F2Pバトルロイヤル『コール オブ デューティ ウォーゾーン(Call of Duty: Warzone)』のAPIを使用する非公式統計サイト「SBMM Warzone」に閉鎖を命じました。
海外メディアEurogamerが確認したところによれば、Activisionは同サイトの「『CoD:Warzone』プレイヤーのプライバシー保護」が確実でなく、また著作権法やコンピューター詐欺・不正利用防止法(CFAA、米国の法律)や『CoD:Warzone』サービス利用規約に抵触しているとして閉鎖を命じたとのことです。
「SBMM Warzone」は、『CoD:Warzone』のAPIを用いることで、様々なプレイヤーデータや統計情報を確認できるようにしたり、直近にプレイしたマッチのロビーそのものをランク付けする機能が備わっていました。
『CoD:Warzone』や『CoD:MW』『CoD:BOCW』といったタイトルには、スキルの近いプレイヤーをマッチングさせる「SBMM(skill-based matchmaking)」、あるいはそれに類似した仕組みが備わっているのではないかとされており(開発・運営側は否定)、今回のサイト閉鎖命令はその仕組みが露見するのを防ぐためではないか、と予想する声も上がっています。
Activision’s lawyers reached out and asked us to shut down https://t.co/aX094FtqB8. According to their ToS, we can’t use their API. We’ve tried to reach them multiple times to become Partners, now is our last shot. Anyone working at #Activision, please reach out [1/7] pic.twitter.com/EBFNSee2R7
— SBMM Warzone (@SbmmWarzone) March 26, 2021
「SBMM Warzone」側は閉鎖命令を受け、Activisionとの公式パートナーシップを求めて連絡を取ろうとしたものの、返事がないとのこと。最終手段としてTwitterにて呼びかけを行っています。