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今話題沸騰中のPC向けオープンワールドサバイバル『Valheim』は、最大10人によるオンラインマルチプレイに対応しています。もちろん、本作はソロでも十分楽しめるのですが、プレイを始めた筆者は「沢山の仲間と一緒にプレイしたい!というか、沢山の仲間で村を作って生活したい!」と強く思いました。
そこで、Game*Spark公式ディスコードサーバーにて、誰もが筆者の村でヴァイキング生活を満喫できるコミュニティ「Valheim部」を発足。「吉田輝和の絵日記」でお馴染みの吉田輝和氏や読者が参加してくれて、村は町と呼べる規模になりました。しかし、住宅の密集地帯と化した町は、その描写によって動作が激重になり、さらに24時間稼働のレンタルサーバーが導入されたことで泥棒が出現するように。この事態を重く受けとめた筆者は、愛着が湧きつつあった拠点と決別し、新拠点で生活を送ることに決めたのです。
今回からはそんな新拠点の生活の様子をお届けしようと思います。
第1話:「村にジャスコができる」「ボスを監禁する」「謎のオブジェ“罪”が完成」
第2話:「監禁したボスが脱走し殺処分」「秘密の部屋で名作ゲームのタイトルを書く」「ダンジョンが勝手に作られる」
第3話:「やりがい搾取上等のクエストシステムが搭載」「古のツイッターを発明」「村長の新居、日照権で裁判沙汰になる」
第4話:「ゲームキャラ墓地が不人気」「マツの木革命で高層ビルが建つ」「村長、村が重くて湘北バスケ部主将みたいな気持ちになる」
第5話:「旧ジャスコ、重力場発生により閉店」「農家の脱税計画をいち早く察知」「24時間稼働のレンタルサーバーを借りる」
第6話:「レンタルサーバー導入で盗難事件発生」「モデル攻略法はベトコンから学んだ」「新拠点に素材の全てを置いてきた。探せ!」
第7話:「放棄した旧拠点、なぜか人口が増える」「カンダム大地に立つ!!」「デカケツを眺める施設が完成」
荒らしが出現して新拠点が学生運動の場に
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「新拠点に荒らしが発生しています!すぐ来てください!」
「え!?荒らし!?ドユコト!?」
平日の昼間、読者から緊急の連絡がきます。しかし、筆者は平和ボケしていたせいで「どうせ大した荒らしじゃないんでしょ?全体チャットで『シンエヴァ』のネタバレを叫んでるなら即対応するけど……」と思いながら渋々と現場に向かっていました。しかし、現場は、筆者の想像以上に緊迫した状態になっていたのです。
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なんか新拠点で学生運動みたいのが始まってる!?
荒らしは、新拠点に立てこもり、守護石を設置してバリケードを張り巡らせます。新拠点の住人はそれに対抗すべくツルハシでバリケードを破壊しようと試みますが、早々に修理されて焼け石に水。そんな折、「真ゲマさん、あぁこいつ!早く!早く対応してくださいよ!」と読者のひとりが怒りを撒き散らしながら叫びます。その迫力といったらレイズナーのOPで挟まれるくらいのレベルでした。
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こうして新拠点は廃墟に。
でも良いんです。公の場でゲムスパサーバーの住人を募集している時点で、荒らしがやって来るリスクは高いと思っていたので覚悟はしていました。
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新拠点のシンボルである「起動せんしカンダム」さえいてくれたら……そこが帰る場所になるんです。
ごめんよ。荒らし。まだ僕には帰れる所があるんだ。こんな嬉しいことはない。わかってくれるよね……?
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カンダムはジ◯ングみたいになりました。
読者によると、この荒らしはサーバーにログインした瞬間、新拠点にやってきたとのこと。つまり、MODの類を利用して新拠点の位置を特定した可能性が高いため、BANという言葉をちらつかせることにしました。すると荒らしはすぐにサーバーから去ります(※荒らしのSteam IDは記録してあります)。
こんな騒動があっても、新拠点は読者の協力のおかげで半日で元通りになりました。カンダムは蘇りませんでしたが……蘇りませんでしたが……。
決戦!ヤグルス!
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読者のひとりが「そろそろ週末あたりヤグルス……どうでしょうか?」との要望があったのでヤグルス討伐に行くことになりました。
『Valheim』を始めて2ヶ月以上、プレイ時間にして200時間以上経ちましたが、ほとんどの時間を建築に当てていたため、ボス討伐の進行速度は超スローペースでした。
しかし、住民の中には戦闘狂が存在し、そのひとりである吉田輝和氏は「この日を待っていた!」といわんばかりにボス討伐のための要塞を作っていたようです。
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ヤグルスの祭壇の周りには、マツの木が植えられており、その上には「スター・ウォーズ」エンドアよろしくの光景が広がっていました。
ただ、本人曰くパクってないそうです。
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ここにはベッドが設置されており、ヤグルスに殺されても即時に戦線復帰ができるようになっています。
しかも「地の利を得たぞ!」って感じで、ここから召喚したボスを弓矢で安全に倒せます。ただ、ヤグルスは頭上から攻撃するメテオを繰り出してくるので、そこまで安全ではないようです。
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以上の注意点を踏まえてヤグルスを召喚!
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よし、ここから狙って攻撃だ!
………うーん…………ひたすら弓を射るだけで作業感が半端ないな。
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ごめん!やっぱりボス戦は至近距離だわ!
吉田氏が用意してくれた火耐性大麦ワインのおかげで、ヤグルスの攻撃が当たっても致命傷には至らず、至近距離でもなんとか倒せました。
ただ、二回戦目になると要塞は完全に破壊されましたし、殺された時にはベッドもなくなっていたので初期のリスポーンポイントに戻されるハメになりました。
いや……これは……やはり要塞は……邪魔だっただけなんじゃ……!
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こうしてヤグルスとの戦いは終わり、吉田氏が建てた要塞は廃墟に……。
新拠点、泥棒に発見され放棄決定!
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ヤグルスを倒した翌日、新拠点に盗難事件が発生しました。犯人は、保管していたアイテムを海に捨てており、ほとんどが回収不能。どうもその悪意しか無い手口から犯人は、ゲムスパサーバーに定住している泥棒とは別人のようです。
そもそも新拠点の住人は、防犯意識が激甘状態で生活していたのです。「いい人っぽい人には新拠点の場所を教えちゃおう!」「場所は秘密だからね!でもポータルは繋げていいよ!」って感じでした。むしろ2週間もよく見つからなかったな……。
ゲムスパサーバーの知名度は日々高くなっており、最近ではYouTuberの父さん/剛毛房男さんにも取り上げてもらいました。知名度向上に伴って無法者の数も増えたのでしょう。
もはや週に1~2回くらいの頻度で盗難事件が発生するという意識を持って拠点をつくらなければいけません。
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こうして世話になった新拠点を離れ……
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孤島に拠点を構えることにしました。ここではポータルの設置を禁止するルールを設け、船でしか行き来できないようにしました。
ちなみにこの孤島、読者のひとりから「ゲムスパアイランド」と勝手に命名されました。なんか来週には、滅亡していそうな不吉な名前なのでやめてほしいです。
ついに破滅的に治安が悪化したことで、ゲムスパサーバーは大航海時代に突入しました。そして、各地を瞬時に往来できる生活必需品のポータルは、犯罪者を呼び寄せてしまう悪魔の道具として一部の住人から扱われ始めています。一体、これからどのような展開が待ち受けているのか筆者も知るところではありません。
そんなゲムスパサーバーは、まだまだ参加してくれる読者を募集しています。
本企画に参加希望の方は、Game*Spark公式ディスコードサーバーの「Valheim部」に記載されたIPアドレス(あるいは「mesp」とワード検索をすればゲムスパサーバーが表示されます)とパスワードを入力して当サーバーにログインしてください。なお、満員の場合はログインできないのであしからず。