
トレーディングカードゲーム『マジック・ザ・ギャザリング(以下、MTG)』において、6月11日に発売されるセット『モダンホライゾン2』に収録されるカード「片目のガース(Garth One-Eye)」の情報が公開されました。
「片目のガース」の効果は「『解呪』、『知識の噴出』、『恐怖』、『シヴ山のドラゴン』、『新たな芽吹き』、『ブラック・ロータス』の中からまだ選ばれていないカード名1つを選ぶ。その選ばれた名前のカードのコピーを生成する。あなたはそのコピーを唱えてもよい。(コストは支払う必要がある。)」というもの。効果中の「ブラック・ロータス」とは、『MTG』の初期にリリースされた強力かつ希少なカードの1枚で、MTGプレイヤー以外にも超高額なカードとして知られています。

現代の『MTG』では、特定レギュレーションのみでしか利用できませんが、それでもなお多くのユーザーから羨望の的となるアイテムで、特に高価なα版(初版)は3000万円で販売されるほど。また、再販も公式に行われないことが発表されていたので、「ブラック・ロータス」のコピーを生成できるカードが登場したことについて、TwitterなどのSNSで話題になっています。
この「片目のガース」は、MTGの初期のルールブックには短編小説が収録されており、その続編として1994年に出版されたMTG初の小説「アリーナ―魔法の闘技場」で主役となったキャラクター。復讐のために街にやってきた秘密の過去を持つミステリアスな人物で、小説にはプレインズウォーカーと決闘するシーンが描かれているようです。