ゲーム開発会社「ソラ」の代表にして、『星のカービィ』や『大乱闘スマッシュブラザーズ』で知られる著名クリエイター・桜井政博氏が、自身のTwitterで『ファミリーベーシック』の発売記念ツイートを投稿。「これが無ければ上記作品も生まれなかった」という内容に注目が集まっています。
1984年6月21日に発売された『ファミリーベーシック』は、ファミリーコンピュータで“簡単なゲームプログラミング制作”を可能とした周辺機器の1つ。本格的なプログラミングPCよりも安価なうえ、あらかじめ搭載されているキャラクタープリセットを使って、数行のプログラムでも動かせる簡易性が特徴でした。
前述したとおり、桜井氏によれば「本作が無ければ『星のカービィ』や『大乱闘スマッシュブラザーズ』も生まれなかった」とのこと。というのも、桜井氏にとって本作は“人生のターニングポイント”とも言える作品なのです。
ファミリーベーシックと言っても、今となってはどんなものだかまったくイメージで
— 桜井 政博 / Masahiro Sakurai (@Sora_Sakurai) June 21, 2021
きない方も多いでしょうね…
ここ↓で、少し紹介しています。https://t.co/lFAb3fyfBM
桜井氏は中学生時代に本作を購入し、ゲーム制作の楽しさを学びました。ツリーツイートで掲載している「わしゃがなTV」の中では、「本作で学べたことは凄く大きい。自分の中では、これがなければ明らかにゲーム業界に入らなかった」としているほか、本作を“大先生”とも例えています。
本ツイートを受け、Twitter上では昨今発売されたプログラミングソフト『ナビつき! つくってわかるはじめてゲームプログラミング』を話題に上げる方も。桜井氏が『ファミリーベーシック』でゲームクリエイターの道を志したように、『はじめてゲームプログラミング』から将来有望なゲームクリエイターが生まれるかもしれませんね。
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