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Valveが運営するPCゲーム販売プラットフォームSteamが、アカウント登録者の居住地を変更できる回数を3ヶ月に1回のみに制限したことがわかりました。
Steamのアカウントは基本的に登録者の居住地に紐づくよう設定されていますが、VPNなどを使用して別の国に居住していると偽りアカウントを運用するユーザーが一部に存在しています。
これはゲームの販売価格は国ごとの物価が反映されているため、特に日本では海外リージョンストアの方が安く買えることが理由としてあげられます。さらに、国内メーカーのゲームでありながら販売時期が大きく遅れたり、国内ストアのみで販売しないタイトルも存在したりするため、海外リージョンのストアを利用したいというユーザーは少なくありません。
ただ、これまでも登録情報を変えるだけでリージョンが変更できるわけではなく、同じ国で発行されたクレジットカードや登録用の住所などが必須でした。今回の処置はVPNで住所を偽っているユーザーに対するものとみられます。
一般的に、3ヶ月に1回以上の頻度で海外へ引っ越しする人はあまりいないと考えられるため、通常の利用をしているユーザーには影響はなさそうです。