昨夜午前2時ごろ、Valveは“過去最高のゲーミングパワー”を謳う携帯型ゲーミングPC「Steam Deck」を正式発表しました。
Steam Deckとは、5月ごろから噂になっていた「Steam OS」を搭載したValve独自の携帯型ゲーム機です。携帯型ゲーム機ながらゲーミングPCとしての性能を備えており、Steamアカウントにログインすればライブラリ内のゲーム、アイテムがそのまま利用できます。
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驚くべきは、制限されていないコンピューターのデスクトップにアクセスすれば、Epic GamesストアやOriginなどサードパーティーのアプリケーションをインストールすることが可能という点です。Steam DeckではSteam以外のゲームやランチャーも含め、様々なアプリケーションを動かせます。
Steam Deckの発表に伴い海外メディアIGNでは、Valveの開発陣に対してFAQ形式でのインタビューを掲載。その中では、IGNの「どのようなOSを搭載していますか?」という質問に対して「新バージョンのSteamOSを搭載している」と回答しており、SteamOSはゲーム専用のOSではなく「PCで実行できるものであれば、ほとんど何でもできる」と話しました。
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また、Steam Deckの端末をスクリーン上でプレイするためのドックを製作中とのことですが、具体的な価格や発売時に入手できるのかどうかは明らかにされていません。
今回の発表に対して、Epic Games最高経営責任者(CEO)のティム・スウィーニー氏はTwitterにて「Valveの動きには驚かされる!Steam DeckはSteamOSを搭載したハンドヘルドなPCとコンソールのハイブリット機で、ユーザーがWindowsや他のソフトウェアを自由にインストールできるオープンなプラットフォームだ。」と反応しています。
Steam Deck(製品ページ)は2021年12月に出荷開始予定。価格は399~649ドルで、初期販売地域のアメリカ、カナダ、欧州連合、イギリスではすでに予約が始まっています。その他の地域では2022年に出荷予定ですが、日本での発売予定については続報に期待です。