5VS5のチーム戦が楽しめる、ニンテンドースイッチ『ポケモンユナイト』。様々なポケモンが登場する本作ですが、始めたばかりのプレイヤーには、どのポケモンを選べばよいのか悩ましい部分も。
本記事では、作中に登場するディフェンス型のポケモン、カビゴンの性能をご紹介。眠ってばかりな印象が強いポケモンですが、意外と頼りになるんですよ!
◆パーティを縁の下から支えるポケモン、カビゴン
カビゴンは初心者向けの近距離ディフェンス型ポケモンです。耐久に優れている反面、素の火力が高いわけではなく、攻撃を受けつつ敵の足止めをしたり、味方の補助を行ったりするのが主な仕事になってきます。
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特性の「くいしんぼう」は木の実を食べた時の効果が上昇するもので、HPの回復、移動速度の強化などを効率的に行えます。マップのどこに木の実が落ちているのか、きちんと把握しておくと活かしやすいでしょう。
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通常攻撃の3発目は最初の2回よりも強化されて範囲攻撃になり、敵の移動速度を低下させる効果があります。味方と一緒に敵を攻撃する時、敵を逃がしにくくなるので、積極的に活用していきましょう。
◆技は単体性能よりも、味方との連携を意識して使うタイプが多め
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始めに覚えられる技は、「たいあたり」と「ねむる」の2つになります。「たいあたり」は命中した敵を若干ですが突き飛ばす効果があり、上手く味方がいる方向に移動させられれば、人数有利を押し付けやすくなります。また「たいあたり」後の通常攻撃は、3発毎に発生する強化攻撃がすぐ出るようになっています。通常攻撃3発目を出した後に「たいあたり」、そしてまた通常攻撃(強化版が出る)という連携が、序盤のダメージソースになるでしょう。
「ねむる」は原作同様の回復技。しばらく動けなくなりますが、その間にHPを回復します。技の発動中は敵の進路を妨害できるので、瀕死になっている味方を守る形で使用する変則的な使い道も。といってもその間は無防備なので、HPが回復すると言っても油断は禁物です。
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レベル6になると「たいあたり」を、「ヘビーボンバー」か「したばた」へ強化できるようになります。「ヘビーボンバー」は指定した場所に向けて大きく飛び上がり、落下する攻撃技。範囲が広く、当たった相手を空中に打ち上げられます。逃げようとしている相手に対して使用するのはもちろん、移動先を工夫して、味方と挟み撃ちしたい時にも使えます。
「じたばた」は使用すると一定時間、通常攻撃の火力が上昇。自分のHPが低いほど攻撃力の上昇値が上がるため、前線に立つカビゴンとは相性の良い技です。移動速度も上昇し、追い打ちをかける場合や逃げる時にも使用できます。アップグレード後は更に火力が上昇する他、HPが低い状態ならHP回復効果も追加されます。
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「ねむる」の強化先は「とおせんぼう」と「あくび」になります。「とおせんぼう」はカビゴンの正面に壁を展開し、接触した相手を弾き飛ばす技。移動速度が低下しますが、「ヘビーボンバー」と合わせて使ったり、草むらの中で相手の動きを待ちつつ、前に出てきた相手を孤立させたい時や、味方がいるのであればマップの壁と挟み込んで、一方的に攻撃を叩き込むことが出来ます。アップグレード後であればダメージ軽減効果も追加され、カビゴンの壁役としての性能を更に上げてくれます。
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もう1つの「あくび」は、命中したポケモンの動きを一定時間止めるもの。「とおせんぼう」ほど長時間相手の行動を妨害したりは出来ませんが、カビゴン自体の移動速度にはほぼ影響がありません。また、止まっている敵に対して攻撃も出来るので、1対1の戦闘では「とおせんぼう」より使いやすい技です。アップグレード後であれば、敵の移動速度を低下させる効果も追加されます。
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ユナイトわざ「ばくすいインパクト」は広範囲の敵にダメージを与え、「ねむる」と同じようにHPを回復する技です。ダメージには相手を吹き飛ばす効果があり、発動中のカビゴンは妨害技を無効にできます。火力源として使うより、HPの回復や相手の妨害を軸に使うのがオススメです。
◆序盤は回復もあり強気に動ける!中盤以降は守りと連携を意識
序盤は通常攻撃を絡めた「たいあたり」の火力と「ねむる」の耐久力があるので、人数不利にならない程度に前線でプレッシャーをかけていきましょう。草むらの中に隠れつつ、少し前に出てきた敵を狩るような立ち回りがオススメです。
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中盤以降は技による選択肢が増えますが、基本的には相手の妨害を軸に動くことになります。「ヘビーボンバー」や「とおせんぼう」で妨害しつつ、味方と一緒にダメージを出していきましょう。集団戦で冷静に一発ずつ打ち込んでいくのが、主導権を取る上で重要です。HPが大幅に減った場合は、木の実や「ばくすいインパクト」で回復することもお忘れなく。
技はどれも個性があるので一概には言えませんが、味方の動きをしっかり見れるなら「とおせんぼう」、単体での戦闘を重視するなら「あくび」。守ることに特化して中盤以降も動くなら「ヘビーボンバー」、アタッカーとしての性能に少し振りたいなら「したばた」でしょうか。
◆持ち物は耐久系が無難
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持ち物は耐久を上昇させるものと全般的に相性が良いので、「きあいのハチマキ」や「とつげきチョッキ」、「エオスビスケット」が候補に入ります。
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「したばた」を使うのであれば、通常攻撃の火力を上げてくれる「ちからのハチマキ」もオススメ。似たような理由から、「ゴールサポーター」で火力を上昇させても活躍できます。
バトルアイテムは「だっしゅつボダン」が無難なところでしょうか。機動力を補えるので、攻防のどちらでも役立ちます。同じ理由から「スピーダー」も候補に入りますし、立ち回りに慣れていない間は「きずぐすり」で単純に倒されにくくしても良いでしょう。
◆ディフェンス型の入門に最適!技に困ったらとりあえず「ヘビーボンバー」を
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カビゴンは序盤からパーティの軸として動ける扱いやすさがあるので、ディフェンス型のポケモンを始めて触るプレイヤーには特にオススメです。チュートリアル終了後に貰っても構いませんし、ショップで購入する際も他のポケモンよりは安く購入できるので、手に入れやすいでしょう。
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技構成に困ったら、とりあえず「ヘビーボンバー」を選んでおきましょう。カビゴンの技としては非常に使いやすく、多くのプレイヤーが愛用しています。「ねむる」の派生先が悩ましいところではありますが、上述したようにソロであれば「あくび」、味方としっかり連携が取れるなら「とおせんぼう」がオススメです。