ヴァイキングをテーマにしたオンラインマルチプレイ対応のアクションRPG『Tribes of Midgard』は、MOBAやローグライク、ハック&スラッシュ、MMORPGなどのゲームジャンルをいいとこ取りしたゲームです。発売から1週間で50万本以上を売り上げ、国内外の人気ストリーマーから注目を受けています。
前回は、本作のルールをメインに紹介しましたが、今回から筆者がGame*Spark公式ディスコードサーバーに参加している読者と一緒にオンラインマルチプレイモードをプレイする様子をお届けします。
クラス「シーア」が強すぎる……!
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本作にはクラスシステムが用意されています。レベル1から2上がると各種クラスを選択できるようになり、クラスに応じて様々なスキルが得られます。
ただ、序盤で選択できるのはレンジャーとウォーリアーのみ。他のクラスを解放するには、サーガモードにて特定の条件を達成しなければなりません。
ガーディアン:霜の巨人を3体倒す
シーア:ビフレストを使用してワールドを10回出る
ベルセルク:10秒以内に敵を20体倒す
センチネル:10秒間で25回攻撃をブロックする
ワーデン:15日以上生き延びる(正確には16日目に到達するまでプレイする)
各クラスの解放条件をみたとき、少しばかり途方に暮れました。どれも難しそう……。
「特にワーデンの『15日以上生き延びる』はすぐには達成できないだろうな~」ってことで我々は、ワーデンの解放を目標にプレイすることにしました。
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ワーデンの解放には、本当に手こずりました。
前述した通りワーデンを解放するには16日間生き延びなければいけないのですが、14日目になると昼間の時間がなくなり、夜の襲撃が絶え間なく続きます。その頃には敵も強化されますし、巨人もレベルアップしてまさに四面楚歌です。
大体15日目になると仲間から「もうだめですよコレ」「帰ろ帰ろ」「いや、これギリ……イケ……ないですね!」などの声があがりました。それでも我々は、この四面楚歌の状態でも最後まで諦めずに、地球に落下するアクシズを押し上げるνガンダムのごとく進撃する巨人や敵の大群と戦っていたのですが、無残に敗北……。どうしても敵に城門を破られ防衛対象のユグドラシルの種を破壊されてしまいます。
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そこでまずは他のクラスを解放することにしたのです。ハンターとガーディアン、シーアは比較的に簡単に解放できます。
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その中のシーアは、「ちょっと優秀過ぎねぇか?コレ……いつか弱体化されるぞ」とドン引きするくらい優秀なクラスでした。
これを手にしてから人生……じゃなくてヴァイキング生が変わったといっていいでしょう。いや、ヴァイキングも人間なんだけどさ。
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シーアには、敵を攻撃すると一定の確率で範囲内のプレイヤーのHPを回復させる魔法陣が展開するスキル、敵の弱体化や攻撃速度アップなどの戦闘を有利にするスキル、仲間の蘇生時間を短縮するなどのサポートスキルなどがあります。特筆したいのが、気温効果を無効化するスキル「錬成」。これがあれば、気候を気にせずに序盤からあらゆるエリアに行くことが可能です。色々なエリアに行けるのであれば素材も入手しやすいですし、探索もしやすくなります。まさにいたれりつくせりのクラスなのです!
ただ、これらのスキルがあまりにも優秀すぎるため、最近ではシーアばかり使っています。というか参加者全員シーアです。やはりアンバランスに感じるので、できれば、アップデートで他のクラスの強化をしてほしいところですが、シーアが弱体化されそうな気がしてなりません……いや、しないでね?
ベルセルクは、「明日できることは明日やろう……」と引き伸ばしていた結果2週間くらい過ぎてしまいました。しかし先日、簡単な解放の方法を教えてもらったので、次回センチネルとともに詳しく紹介しようと思います。
プレイヤー同士で連携すると様々なメリットが!
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前回、プライベートマッチの方法がわかってからフェンリルの討伐だけではなく、16日目まで生き延びることができるようになりました。マッチに参加する全員がボイスチャットならびに文字チャットによるコミュニケーションが取れるようになったことで連携しやすくなったのです。というか野良マッチとプレイ感覚すら違います。
例えば、フィールド上にあるバリケードを壊すと、拠点の防衛設備などの建設に必要な建材がドロップされるのですが、ドロップされるものは、他のプレイヤーが拾っても消えない仕様になっています。つまり、複数のプレイヤーでドロップした建材を拾えば、拠点の防衛設備などの建設が効率的に行えるわけです。
もちろん、巨人からドロップするものや敵拠点の宝箱からドロップされるものなども同様の仕様なので、他のプレイヤーと行動するとメリットが生じます。ただ、個人クエストなどをこなさないといけない場面もあるので、時には単独での行動も必要です。
仲間と共闘したり自分のすべきことをしたりと、わずか2時間前後でMMORPGの一連の要素が味わえて楽しいです。
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ワーデンをはじめとした全クラスの解放を終えた後は、チャレンジの達成を目標にプレイしています。
サーガモードは、基本的にフェンリルを倒すことの繰り返しですが、そのうちフェンリルを倒すまでの日数が縮まりますし、その過程でチャレンジも達成できるので、様々な武器や防具、ルーンなどが解放されます。
レベルや装備は毎回初期化されるけど、自分が成長していく感覚がわかるんですよ……。
サバイバルモードはロビー代わりに
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ひたすら生き延びることを目標としたサバイバルモード……我々は、サーガモードに挑戦するメンバーが集まるまでのロビーとして最低難易度の状態で利用しています。解放した武器や防具などを試すトレーニングモードの代わりになりますし、100日間生き延びると達成できるチャレンジもあるので、色々と恩恵が得られるのです。
とはいえ、サバイバルモードではほとんど雑談ばかりしていますが……。
ところで、ちょっと驚いたのが本作のルームの仕様です。
サーガモードにしてもサバイバルモードにしてもゲームは途中でセーブして中断できます。もちろん、そのルームに誰かがいれば引き続きゲームは進行するのですが、誰もいなくなるとゲームの進行は停止します。つまり、プライベートマッチの場合なら好きな時間に中断して、いつでも再開できるのです。「今日はもう遅いから明日続きをしようか」とオンラインゲームでありながらマイペースにプレイできるのは嬉しいところですね。
今回の豆知識
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めちゃくちゃ地味な知識なのですが、道に沿って移動すると移動スピードがやや向上します。道だけに使い道は限られると思いますが、拠点に進撃してくる巨人のもとに向かう際に重宝するかもしれません。
まぁ移動手段は祠によるファストトラベルがあるので、仲間の中には知識として知っていても使っている人は多くありません……(ぶっちゃけ筆者も忘れちゃう)。
最近の我々は、プレイヤースキルやシーズンレベルが上がったおかげか、クリア時間が2時間を切って90分程になりました。しかし、本作の全てを理解しているわけではないので、まだまだ様々な知識やテクニックを吸収したいところです。
Game*Spark公式ディスコードサーバーでは、ほぼ毎日23時から本作を読者と一緒にプレイしているので、興味がある人はぜひ参加してください!