気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、dietzribi開発、PC向けに8月5日にリリースされた風変りパズルアクション『Toodee and Topdee』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、1つのステージをまったく異なる2つのルールで交互に進行しクリアを目指す一風変わったパズルアクション。プレイヤーは「トゥーディー」と「トップディー」という2人のキャラクターを切り替え、パズルを解きながら進んでいきます。「トゥーディー」は2Dアクションゲームのようにステージを横から見ながら進み、「トップディー」はステージを見下ろした視点で背景を足場に進んでいきます。日本語にも対応済み。
『Toodee and Topdee』は、2,050円で配信中。
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――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
GonendietzribiのプログラマーでアーティストのGonenです。もう1人の開発メンバーは弟のOriで、作曲家でありサウンドデザイナーです。
一番好きなゲーム、と言うのは私にはないのですが、大好きなゲームでしたら『Celeste』『TowerFall』『ワンダと巨像』『Oddworld: Abe’s Oddysee』『LIMBO』『INSIDE』『Braid』『Undertale』などですね。
――本作の開発はなぜ始まったのでしょうか?
Gonen私は子供の頃から、ゲームとゲーム開発というものに興味を持っていました。自分でゲームを作るというのは、夢でもあったのです。
本作は元々、Ludum Dare 41というゲームジャム向けに作られました。この時のテーマは「2つのまったく異なるジャンルを組み合わせる」というもので、このプロトタイプを3日で作り上げると、とても満足するものが出来上がったのです!プレイしてもらった人たちからも素晴らしいフィードバックをいただくことができ、これはしっかりとした一本のタイトルにしなくてはいけないなと思いました。
――本作の特徴を教えてください。
Gonen本作は、いつでも切り替えることができる「2Dアクション」と「見下ろし視点パズル」という2つの異なるジャンルで構成されています。それぞれ、プレイヤーは異なる能力を持った異なるキャラクターを操作します。周りの環境は、その視点のルールに沿っているのです。
本作が2Dアクションとパズルゲームの組み合わせというだけでも、十分個性的だと言えるでしょう。私たちはこれら2つのジャンルが大好きなので、だったらと思い、1つのゲームに両方入れてしまったのです!
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――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか?
Gonen2Dアクションが好きな人、またはパズルゲームが好きな人、それかその両方が好きな人ですね!本作はどちらのジャンルとして見てもチャレンジングなので、ハードコアゲーマーの方でも楽しめますよ。
そしてもしそれ以上のチャレンジをご希望でしたら…おまけのチャレンジとシークレットが用意されています。そのうちのいくつかはめちゃくちゃ難しいです。
それとは逆に、もし本作が難し過ぎると感じましたら、設定から難易度を下げることもできます。これを活用することで、私の6歳の甥っ子と姪っ子も本作を楽しんでいますよ!
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Gonen『FEZ』『Celeste』『Baba Is You』『Braid』『The Swapper』『Portal』そして多くのFlashゲームやHTML5ゲームから多少影響を受けています。ストーリーや雰囲気という点では、『Undertale』と『Wandersong』から影響を受けましたね。
――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?
Gonen新型コロナの感染が広がる以前から私は自宅から作業を行なっていましたが、それでも新型コロナによる開発への影響はたくさんありました!詳細は省きますが、私たちにとっても、新型コロナの影響は世界中の他の人たちと同じぐらいあったと言えるでしょう。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
Gonenはい!本作を遊んでいる姿を見てみたいので、ぜひやってください!
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Gonen本作を楽しんでいただけると嬉しいです!新型コロナが広がる前、私は妻と一緒に初めて日本旅行に行く予定でした。今はどこにも旅行に行くことができませんが、新型コロナの状況が改善すれば、ぜひ日本には行きたいと思っています。子供の頃にアニメを見始めて以来、日本に行くのはずっと夢だったのです。(笑)
――ありがとうございました。
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本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に400を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。