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8月20日に行われた「QuakeCon 2021」に合わせて配信が開始された初代『Quake』のリマスター版について、オリジナル版には収録されなかったE2M6のエントランス部分が実装されていることが明らかになりました。
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初代『Quake』におけるステージの1つであるE2M6「the Dismal Oubliette」には、地下牢に入る前の恐怖を演出するにふさわしい長時間かけて作成したエントランス部分が存在したといいます。しかし、1ステージあたり1.44MBを越えないという制限を守るためエントランス部分は削除される事に。後に初代『Quake』開発者の1人であるジョン・ロメロ氏によって削除された部分のマップデータは公開されているものの、オリジナル版からは失われたエリアとなっていました。
ところが、リマスター版が配信されるとSNS上にはジョン・ロメロ氏によるツイートも含め、失われたエリアが復活しているとの報告が多数寄せられる事態に。ロメロ氏も今回の件を知らされていなかったのか、完全な状態のE2M6が収録されていたことにとても驚いたとツイート。エントランス部分の削除は身を切るような思いで行ったことだったとしており、リマスター版開発に関わった各スタジオに感謝を示しました。
リマスター版『Quake』はPC(Steam,Bethesda.net)/PS4/Xbox One向けに配信中。また「Xbox Game Pass」に対応しているほか、海外ニンテンドースイッチ向けの配信も行われています。