
東京ゲームショウ2021(以下、TGS2021)では中国の企業もいくつか出展しています。そのなかでShanghai Hode Infomation Techologyのブースにて、ちょっと不思議だけどグッと引き締まったアクションのタイトルが展示されていました。
それが『Soda Crisis』というアクションゲームです。タイトルからしてなんだかかわいらしい響きがあり、実際のゲームでも丸っこい感じの小さいキャラクターが飛び回っているのですが、いざコントローラーを握りしめてみると、予想外にアクションの面白さが凝縮された内容だったのです。果たしてそれはどういうことか……? 以下のプレイレポから明らかにいたしましょう。
可愛いキャラが「撃つ・斬る・弾く」さらに「壁にワイヤーで張り付く」まで見せる!
さて本作は、基本的には『ロックマン』や『魂斗羅』のようにジャンプとショットを駆使するアクションゲームと言えるでしょう。丸っこいソルジャーを操作し、迫りくる敵を銃器で一掃しながら、穴だらけで進むのが難しいステージをジャンプで進んでいくのが主なゲームプレイになります。

それだけなら普通のショット&ジャンプアクションなのですが、『Soda Crisis』ではさらに爽快感を増すアクションが追加されているのが面白いんですね。近距離に敵がいれば剣で切りつけるアクションがありますし、それだけではなく敵が撃った弾を剣ではじき返すこともできるのです。

さらにダッシュも実装されており、スピーディーな移動ができるほか、回避ムーブも実装されることで敵の攻撃をすり抜けて距離を取ったり、ステージに配置される一撃死のレーザーをすり抜けたりするゲームプレイまで実現。それだけにとどまらず、なんと壁や天井にワイヤーで張り付くムーブまで搭載されており、古今東西にある2Dアクションゲームの面白いムーブが凝縮されているかのようです。
大事なこととして、これらのすべてのアクションが入力した時の反応がよく、かつスピーディーに動いてくれることも見逃せません。バラエティ豊かなアクションが実装されていても散らばった印象にならないのは、基本となる操作性や、ステージを攻略していくリズムの良さを感じさせるように、高い品質でまとめていることも大きいでしょう。
アイテムやアビリティを購入して強化する楽しみも

こうした様々なアクションだけにとどまらず、新しい銃器やアビリティを購入して強くしていく要素も実装。ステージとステージの幕間のようなところにショップが用意されており、敵を倒して集めたお金(にあたるもの)を消費して銃や最大HPが増加するアビリティを買うことができるのです。
『Soda Crisis』はこのように、バラエティ豊かなアクションの爽快感を見せながら、さらにアイテム購入によって強化していける楽しみもあるなど、徹底してアクションの面白さを追求した一作となっています。現在、まだ開発中であり、リリースの時期は発表されていませんが、Steamのストアページにはデモ版が用意されています。意外なほどの完成度であり、触れてみる価値はあるでしょう。
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