気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、AutoAttack Games開発、PC向けに10月1日に正式リリースされたオートチェス風タワーディフェンス『Legion TD 2 - Multiplayer Tower Defense』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、際限なく迫り来る敵のウェーブからキングを守るオートチェス風タワーディフェンス。それぞれ異なる特徴やアビリティを持った100を超えるファイターたちで軍団を組織し、オーラやスペルで守りを固め、傭兵たちの強い攻撃で戦況を変えていきます。シングルプレイだけでなく、2対2、4対4のオンライン対戦にも対応。日本語にも対応済みです。
『Legion TD 2』は、2,050円で配信中。


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
Julian本作を開発した4人のうちの1人、Julianです。『League of Legends』の開発に4年間携わった後、本作を作るために開発チームを抜けました。私の好きなゲームは『Total Annihilation』『ゲームボーイウォーズアドバンス』『Warcraft III』ですね。
もし私たちについて興味があれば、開発チームのページはこちらからご覧いただけます。
――本作の開発はなぜ始まったのですか?
Julian理由は3つあります。
前作は私の親友が作った『Warcraft III』用のModでした。これがとても面白かったことから、一緒にスタンドアロンの続編を作ろうと思った。
タワーディフェンスというジャンルにおいて、PC向けの競技性の高いものがありませんでした。それを変えようと思った。
コミュニティと密接にコミュニケーションが取れる小さな開発チームで仕事をしてみたいと思った。
――本作の特徴を教えてください。
Julian本作はPC向けで唯一、競技性が高いタワーディフェンスです。リプレイ性も高く、とても奥深いものとなっています。昔からあるタワーディフェンスとは異なり、本作ではディフェンス、オフェンス、そしてエコノミーマネジメントという要素が存在するのです。

――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか?
Julian特定のターゲットはありませんが、下記のような人たちに本作は気に入っていただけているようです。
PC向けストラテジーゲームが好きな方
タワーディフェンスが好きな方
『Warcraft III』『Starcraft II』『Dota 2』でカスタムゲームをプレイしてきた方
オートチェスが好きな方(『Teamfight Tactics』など)
ストラテジーカードゲームが好きな方(『ハースストーン』など)
『クラッシュ・ロワイヤル』が好きな方
ポーカーが好きな方
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Julian本作は『Legion TD』から影響を受けた、その続編です。前作は『Warcraft III』のModでした。私の親友であるBrentが2009年に作ったもので、その時私はテストプレイヤーのリーダーでした。あの頃、私たちは2人ともまだ高校生でしたね。
――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?
Julian新型コロナは世界的なインターネットのインフラ問題を引き起こしましたので、私たちのゲームにも影響はありました。しかし、それらの問題も今では解消され、幸運にも今は新型コロナの影響はそれほど受けていません。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
Julianはい、大丈夫ですし、ぜひやっていただきたいです。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Julian私たちは日本と本作の日本語コミュニティが大好きです。開発チーム4人のうち3人が日本を訪れたことがあり、そのうち2人は多少日本語を話すことができます。ここ最近、多くの日本人ストリーマーの方たちが本作をプレイしている姿を見ていますし、より多くの日本人の方が本作をプレイしています。とても嬉しいことです。もし何かフィードバックがございましたら、ぜひご連絡ください。私たちはコミュニティと密にコミュニケーションをとっていきたいと思っています。本作を楽しんでいただけると嬉しいです!
――ありがとうございました。


本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。