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ユービーアイソフトが開発するオープンワールドシューター『ゴーストリコン ブレイクポイント(Ghost Recon: Breakpoint)』。Game*Spark編集部では、最新コンテンツである「マザーランド作戦(Operation Motherland)」を一足早くプレイする機会を得たので、読者の皆様にプレイレポをお届けします。
新武器、装備や新スキンなどが登場
今回のアップデートでは多数の変更があり、レベルキャップが99になるだけではなく、それぞれのミッションがワールド全体の情勢に影響を与える「制圧モード」、一定の距離に近づくまでは探知されない光学迷彩の再登場、さらにM110、ACR、SR-1などの新武器や装備に加え、ロシア製の車両スキンといったものも追加されます。
本作を新規のセーブデータで改めて始めると、最初のミッションを達成した時点で、従来のモードであるグリーンストーン作戦をプレイするか、今回追加されるマザーランド作戦をプレイするかを選べるようになっています。予想よりもかなり早い段階でプレイできましたが、ここではもちろんマザーランド作戦を選択していきましょう。
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マザーランド作戦は前作『ゴーストリコン ワイルドランズ』でお馴染みのカレン・ボウマンが指揮を取り、『ブレイクポイント』の舞台であるアウロア群島で諸外国に立ち向かい、征服するというもの。筆者をはじめ、長い間ボウマンとともに麻薬カルテルを相手に戦ってきた『ワイルドランズ』のユーザーは心に来るものがあります。
懐かしさを感じる指揮官の声、サクサクとプレイできるミッション
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マザーランド作戦最初のオブジェクトであるビバークに到達。中には416とG28が入っており、非常に良いバランスの装備を整えられました。忘れずにガンスミスでカスタムし、戦いやすくしておきます。筆者は全ての武器にサプレッサーを装着し、416にはCOMPM4サイト、G28にはT5XIサイトを装着。ボウマンの長い話を聞いた後はビバークをして食事を取り、バフを付けておきます。
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ドローンで丁寧に偵察をしながら、順番に敵を倒していって無事アウトキャストの拠点を制圧しました。もしかするとグリーンストーン作戦の最序盤よりも簡単かも…?と思ってしまうほどあっさりミッションを達成できましたが、あくまでもこれはまだマザーランド作戦の最序盤。今後どういう難易度の上がり方をするかは、プレイヤー自身が一番よくわかっているはずです。
この後は敵であるボダークの車両を破壊すると島内のドローンが減り、アウトキャストの収容所を攻撃して解放すれば、救出目標のハルヒの情報を得られるかもしれないし、エリアを解放すればアウトキャストの支援を得られるとのこと。さらに議事堂付近のボダークの検問所を制圧すれば、アウトキャストが反撃できる、とボウマンは言います。
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しかし筆者にとって一番邪魔であり嫌がらせをしてくる存在は、やはり敵車両やドローンといった敵兵ではない奴らの存在。できれば早い段階でドローンを減らしておきたいところです。さらに、メインミッションを進めるためにはボダークの妨害をして弱体化をしなければならないというわけでフリー行動になったので、散策を兼ねて車両を壊しに行ってみたいと思います。
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ミッションにもなっている最寄りの車両をひとまず破壊しに行こうとした途中、通りがかった別の車両がいたのでG28でめった撃ちにして爆破。運転手は爆発前に逃げ出していたので、すかさずロングレンジからヘッドショットで仕留めておきます。これで無事に車両1台を処理しました。近隣にはまだ2台残っているのでまとめて爆破しに行き、3台分の処理が完了です。
そして出口付近に残り1台も来てくれていたので、ありがたく爆破して合計4台を排除し、ミッション達成。これでこの地域からボダークのドレッドノートが撤退したそうです。ドレッドノートは強化装甲を装備しロケットランチャーで攻撃してくる敵で、撤退してくれたのは非常にありがたく感じます。
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次にリバティ市の開放へ市内中央部へと向かいます。このミッションも近いところで3箇所固まっているため、近い順に制圧していけば簡単に達成できました。
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最後にVIPを移送し、レジスタンスの支援を受けられるようにしていきます。道を辿っていくのも少し面倒だったので、ビバークに戻りヘリコプターで強襲することにします。VIPは独房に囚われているので、敵を全員倒した後、全員まとめて移送してミッション完了。現時点では思った以上にサクサクと進められています。
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ここで全ミッションの達成により制圧ミッションが登場。地域の北東部にあるため、近くにあったヘリでそのまま移動していきます。谷になった部分に目標があるので、ちょうど良い場所があった敵陣のど真ん中に着陸し、ドローンで情報を収集していきます。
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ミッションを達成すると光学迷彩を入手します。光学迷彩は日中に使用していないと充電され、激しい動きなどをするとバッテリーの消費が激しくなるそう。使用中は丁寧にステルス行動を行う方が良さそうです。なお、アップグレードには光学迷彩ポイントを使用します。
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ハッキングが終了すると、本作のキーマンでもあるハルヒ・イトウの居場所を発見。救出へ向かいます。重装備の敵や光学迷彩をまとった敵もいますが、丁寧に倒しつつ救出し、指定のポイントまで運んでいきます。こうしてひとまず最初の地域をクリアしたことになりますが、本作の傾向からするとこの後も時間をかけて十分楽しめるはずです。
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『ワイルドランズ』『ブレイクポイント』どちらのユーザーにも受け入れやすい新コンテンツ
筆者の感覚ですが、『ワイルドランズ』をプレイしていたユーザーにとって、懐かしの声とともにミッションをプレイできるという点は本作に入りやすい要素であるとともに、ボウマンの緊張感のある声により、引き締まった気持ちでプレイできるように思います。
一方『ブレイクポイント』のユーザーには、ゲーム性はそのままでさらに楽しめるコンテンツが追加された形になり、新規でプレイしても継続でプレイしても、十分楽しめるコンテンツになっているように感じました。
両作品ともきっちりとプレイした筆者としては、マザーランド作戦の導入部だけをプレイした点だけを考慮しても、ミッションそのものは少し簡単にクリア出来すぎているという印象は否めませんが、本編でも急に難易度が上がるポイントが用意されているはずなので、より1ミッションに時間がかかるようになるはず。そう考えると全体のボリュームとしてはそれなりにあるように感じています。一方、新規で始めるとなると、マザーランド作戦をプレイする前にグリーンストーン作戦を少しプレイしておいた方が良いようにも感じました。
『ゴーストリコン ブレイクポイント』は現在販売中。マザーランド作戦は本日11月2日より配信されます。