気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Orube Game Studio開発、PC/海外スイッチ/iOS/Android向けに11月4日にリリースされたメトロイドヴァニア『Super Mombo Quest』(スーパーモンボクエスト)開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、可愛らしいキャラクター「モンボ」を操作するメトロイドヴァニア。モンボはその大きな舌を使って壁に張り付いたり、様々なフォームに変身する事が可能で、異なる特殊能力を使用する事ができます。敵を次々と倒し、コンボが決められるのも特徴。記事執筆時点では日本語未対応です。
『Super Mombo Quest』は、1,520円で配信中(Steam)。
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――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
Pedro Savino氏(以下Pedro)こんにちは!Orube Game Studioの設立者であり、プロデューサーのPedro Savinoです。私たちはブラジルのインディーゲーム会社であり、つい先日、私たちの過去最大のプロジェクトである本作をリリースする事ができました。
本作は、昔ながらのアーケードゲームのようなシステムが搭載された、メトロイドヴァニアスタイルの精密な操作が要求される2Dアクションで、ニンテンドースイッチ(海外)/PC/モバイルに対応しています。
私が一番好きなゲームは、スーパーファミコンの『スーパーマリオワールド』と『ロックマンX2』で、どちらも今でも色褪せない名作ですね。
――本作の開発はなぜ始まったのですか?
Pedroモンボというキャラクターは、私の卒業プロジェクトにおいて生まれました。それ以来、私はこのキャラクターを使いたくさんのゲームを作りつつ、ゲーム開発能力を伸ばしてきたのです。いくつかゲームをリリースすると(特に『Adventure Llama』は大成功しました)、数人の友達と一緒に、モンボを使った大きなプロジェクトを始めようと決意したのです。そうして、今から3年前、本作の開発がスタートしました。
――本作の特徴を教えてください。
Pedro本作は、アーケードゲームとメトロイドヴァニアというジャンルを組み合わせ、高速のコンボシステムやクレイジーなスタントにフォーカスしています。おそらく、他のゲームとの違いはそのペースでしょう。プレイヤーは素早い動作や楽しく巧みな動きをすることができ、それがコンボシステムと合わさり、よりチャレンジングでダイナミックなものとなるのです。おっと、それにモンボも特徴ですね。とてもキュートで面白い、当社のマスコットキャラクターですよ。
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――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか?
Pedro本作は様々な人を魅了する作品です。ゆっくりと探索や発見に時間をかけたい人も、素早いアクションが好きな人にも楽しんでいただけるでしょう。特に私たちが遊んでみていただきたいと思っているのは、スピードランナーの方たちです!出来るだけ早くゲームをクリアすることに挑戦し続ける人たちのプレイを見てみたいですね。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Pedro本作はいくつかの名作ゲームから影響を受けています。『Super Meat Boy』の高難度や、『星のカービィ』の可愛さとかですね。また、『ショベルナイト』やソニックの戦い方からも影響を受けていますし、私が大好きな『スーパーマリオワールド』の影響ももちろんありますよ。
――本作の日本語対応予定はありますか?
Pedro予定はあります!近いうちに対応できれば良いなと思っています。
――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?
Pedro私たちは小さなスタジオであり、作業は100%リモートで行っていますので、直接的な影響はありませんでした。しかし、新型コロナの経済への影響は大きく、開発コストが上がってしまうなどの影響はありました。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
Pedroはい!配信も収益化もOKです。ぜひTwitterで私たちのタグ付け(@orubegamestudio)をお願いします。私たちも見てみたいので!
――最後に日本の読者へのメッセージをお願いします。
Pedroぜひ本作を遊んでみてください!本作はとにかく心血を注いで開発しましたので、本作のすべてが気に入っていただけると思います。ぜひこのキュートで、ベトベトする紫色のクリーチャーと遊んであげてくださいね。
――ありがとうございました。
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本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。