
過去にクリエイターEd Boon氏の全面サポートを受けつつもIPを所有するWarner Bros.に却下されてしまったという、ファンが開発する初代『Mortal Kombat(モータルコンバット)』のHDリメイクですが、本格的なデベロッパーに成長した開発チームは新たに1998年に発売された『Mortal Kombat Trilogy』のHDリメイクを提案しています。
『Mortal Kombat Trilogy』は初代『Mortal Kombat』から『Mortal Kombat II』『Mortal Kombat 3』『Ultimate Mortal Kombat 3』までのキャラクターがすべて登場する、言わば2D実写取り込み時代の集大成とも言える作品。国内で販売された最後の『Mortal Kombat』作品でもあります。



デベロッパーEyeballisticによれば『Mortal Kombat Trilogy』のHDリメイクではUnreal Engine 5を使用し、すべてのキャラクターやステージを詳細な3Dで再現。4K解像度と60fpsのゲームプレイを実現するとともに、現代的なシネマティックサウンドですべての音楽をリメイクするとのこと。もちろんフェイタリティやブルタリティ、フレンドシップやアニマリティなども再現します。
追加機能として標準的なオンラインマッチメイキングとワールドワイドのスコアボード搭載し、PC/PS5/Xbox Series X|S/ニンテンドースイッチを対象に39.99ドルでの発売を想定しているそうです。海外サイトDSOGamingではいくつかのスクリーンショットが公開され、オンライン署名サイトchange.orgではWarner Bros.に打診するための賛同者を募っています。
現在は3Dで描かれる格闘ゲームとして人気の高い『Mortal Kombat』シリーズ(2022年でシリーズ生誕30周年)。2D時代の作品も怪しげな洋ゲーの味わいがあるので、モータリアンとしてはHDリメイクの実現を祈るばかりです。