気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、ACE Entertainment開発、PC/Mac向けに11月12日に正式リリースされた3Dタワーディフェンス『Candy Disaster - Tower Defense』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、トラップとサンドボックスを組み合わせた3Dタワーディフェンス。プレイヤーは狂った科学者のJickとして、謎の旧友と一緒に様々な惑星に散らばっているキャンディを集めます。多くの敵が登場しキャンディを奪おうとするので、トラップを駆使し、それを阻止しましょう。記事執筆時点では日本語未対応。
『Candy Disaster - Tower Defense』は、1,420円(1月6日までは20%オフの1,136円)で配信中。
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(日本語で回答いただいたので、最低限の編集作業で掲載させていただきます)
――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
Klausこんにちは、ACE ENTERTAINMENT開発チームのプロデューサー、Klausです。私たちは当初、オンラインでゲームを開発をするチームとしてスタートしました。任天堂のゲームのほとんどが大好きなのですが、1つ選ばなければいけないのなら、『星のカービィ』シリーズが一番好きですね。
――本作の開発はなぜ始まったのですか?
Klausあるゲーム開発コンテスト(中国版Ludum Dareのような、制限時間内にゲームを作るというイベント)の際に、タワーディフェンスゲームを開発せよという依頼を受けました。そこで、「トムとジェリー」(アメリカのカートゥーン)のような体験ができるゲームを作ると決めたのです。プレイヤーはできる限り面白い倒し方で敵を懲らしめるのです。
――本作の特徴を教えてください。
Klaus本作には、予想外のトラップがたくさん登場します。物理エンジンをベースに作られているため、プレイヤーはゲーム中、様々な奇妙なトラップの組み合わせを作り出すことができるのです。
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――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか?
Klaus私たちのまず最初のターゲットは、『Plants vs. Zombies』のようなゲームが好きなカジュアルプレイヤーたちです。しかし、プレイヤーがただ無心にクリアしていくだけの超カジュアルミニゲームとは異なり、私たちがターゲットにしたいのは、ゲームの中で戦略的に考え、実践するようなタイプのプレイヤーです。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Klaus「トムとジェリー」「ロビン・フッド」「バッグス・バニー」などの20世紀のカートゥーンは、大げさな演出が多く、面白く、大きなインスピレーションを与えてくれました。正直なところ、『Orcs Must Die!』シリーズはプレイしたことがないのですが、プレイしているとアイデアに限界ができてしまったかもしれないので、これはこれでいいのかもしれませんね。本作は、今までの他の作品とはまったく違うゲームになっていると感じていただけることを期待しています。戦略性とトラップの組み合わせは、今後もっと増えていくことでしょう。
――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能ですか?
Klausもちろん、可能であれば将来的に日本語を追加したいと思っています。その一方で、私たちはスマートフォン版の開発も進めています。有志による翻訳も受け付けておりますので、こちらまでメールでご連絡ください。
――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?
Klaus本来は2019年末に会社を設立する予定でしたが、新型コロナがあったため、オフラインの会社を設立したのは2020年半ばになりました。 しかし、アウトブレイク中は在宅勤務しかできない中で『逆行者(レトロウォーカー)』というゲームを開発し、非常に良い評価を得ることもできました。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
Klausもちろんです!是非してください。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Klaus日本のファンの皆様には、私たちのゲームを楽しんでいただき、大変感謝しております。もし、何かご意見がありましたら、Twitterでご連絡ください。今後もより良いゲームを開発していきたいと思っています。
――ありがとうございました。
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本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。