
デベロッパーThe Indie Stoneは早期アクセス中のゾンビサバイバル『Project Zomboid』に関して2022年以降の開発計画を公開しました。
様々な部分を根本からリワークする大規模なアップデートが配信されたばかりの本作ですが、アップデートの肥大化に伴い今後はチームを2つに分けて新要素の開発を進めるとのこと。共同開発スタジオGeneral Arcadeによるマルチプレイ関連の改善はその間も継続して行われるとしています。
2分割されたチームの片方はしばらくの間NPCの実装に集中するとしており、コンセプトを確認するために作成したかなり古い映像だと前置きした上でNPCを映した社内向けデモ映像を公開。これまでの開発でNPCの導入に必要な戦闘システムや運転システム、生存のための自発的な行動などのプログラムは形になっているものの、最新ビルド「Build 41」への互換性を持たせた上で導入すべき要素とそうでない要素を慎重に見極めるためには更なる時間が必要であり、「Build 43」を皮切りに複数のビルドに分けて実装するとしています。
もう片方のチームはNPCに関連した新しいビルドが公開されるまでの穴を埋めるためのコンテンツ開発に従事することに。バランス調整が中心となるという「Build 42」では実装から何年も経った既存の職業やスキルなどの見直しを予定。「Build 42」の公開後も様々な面の調整や改善をNPCに関連したビルドの公開と交互に行っていくとしています。

The Indie Stoneは開発計画の最後で今後も開発者とプレイヤーの両方に利点がある「カメ対ウサギの競争のカメ側」であり続けると強調。今年は本作にとって素晴らしい年になるだろうとしつつも慎重に開発を進めていく考えを示しました。
『Project Zomboid』はPC(Steam/GOG.com)向けに2,050円/19.99ドルで配信中です。
※UPDATE(2022/01/08 08:55):販売価格に誤りがありましたので修正いたしました。