
海外メディアVentureBeatは、アクティビジョン・ブリザードCEOボビー・コティック氏に実施したインタビューを公開しました。
8兆円近い買収額でも話題となったマイクロソフトによるアクティビジョン・ブリザードの買収ですが、CEOボビー・コティック氏の進退についても注目を集めていました。ウォール・ストリート・ジャーナルが辞任の可能性を報じ、マイクロソフトXbox部門トップのフィル・スペンサー氏が「CEOが誰であるかを判断するのは私たちではなく、株主や取締役会がすることだ」と発言したこともニューヨーク・タイムズに報じられていましたが、今回は話題の本人が直接言葉を発しました。
インタビューの中で同氏は今回の買収についてテンセント、ネットイース、ソニーとの競争が激化するなかで必要な人材を確保することが難しくなったからだと説明。マイクロソフトから45%のプレミアムという魅力的なオファーが来たことで最良のパートナーとみなすようになったことも明らかにされています。
また同社の性的不祥事による株価への影響について聞かれると、それ以上に『オーバーウォッチ 2』『ディアブロ IV』の延期が大きかったと述べ、『コール オブ デューティ ヴァンガード』が不振であると人々から思われたことも原因として付け加えています。
さらに注目される進退については、同氏としては買収完了までCEOとしての仕事に集中するという考えを明かし、スムーズな移行のために何でも喜んでやると述べています。同氏はさらに、ハラスメントは1件発生しただけでも多すぎるという考えを示し、最高の職場を保証することが最優先だとしています。